2015凱旋門賞の枠順

今週の日曜日にロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞の枠順が発表されました。
週の初めに登録があったのは20頭ほど。その時点では登録が無かったゴールデン・ホーン陣営が“トレーヴは問題じゃない”と暗に出走を仄めかしたのに対し、ジャルネ騎手も“ゴールデン・ホーンにはロンシャンの2400メートルを克服できるスタミナが無い”と応酬。早くも互いの挑発合戦が展開されていました。

その後の水曜日には豪州馬クライテリオン Criterion など3頭が取り消し、木曜日には人気の一角と思われたジャック・ホッブス Jack Hobbs (愛ダービー、英ダービー2着)も回避が決まり、替ってゴールデン・ホーンが12万ユーロの追加登録料を支払って参戦に舵を切ります。他にもトレーヴのペースメーカーとしてシャーハーなど2頭が追加登録し、先ほど発表されたのが、次の18頭。

01 マナテー Manatee
02 シャーハー Shahah
03 イーグル・トップ Eagle Top
04 イラプト Erupt
05 ニュー・ベイ New Bay
06 フリーネ Frine
07 シルジャンズ・サガ Siljan’s Saga
08 トレーヴ Treve
09 タピストリー Tapestry
10 プリンス・ジブラルタール Prince Gibraltar
11 フリントシャー Flintshire
12 フリー・イーグル Free Eagle
13 ドルニーヤ Dolniya
14 ゴールデン・ホーン Golden Horn
15 ファウンド Found
16 メレアグロス Melaeagros
17 シルヴァーウェーヴ Silverwave
18 スピリットジム Spiritjim

1番人気はもちろん史上初の3連覇が期待されるトレーヴで、ブックメーカーにより多少のバラつきはあるもののほぼイーヴンの圧倒的支持になりそう。
次いではやはりゴールデン・ホーンとニュー・ベイですが、ファーブル師が成績の額面以上に強いと発言したことから、ニュー・ベイ株が上がってゴールデン・ホーンを上回るオッズを付けるブックメーカーも出てきました。いずれにしても4対1から5対1の間といった所。英仏ダービー馬の対決は初めてですし、その意味でも興味がありましょう。

その後の4番人気以下となると全て10倍以上のオッズとなり、ブックメーカーの見方は3強対決と呼べそうです。
3強を崩す可能性がありそうなのは、プリンス・オブ・ウェールズに勝って愛チャンピオン3着のフリー・イーグル、オブライエン師が敢えて送り込んだ3歳牝馬で愛1G2着、愛チャンピオン2着のファウンドでしょうか。特にファウンドは、凱旋門賞に間に合わせるように復帰したムーア騎乗と言う魅力もあります。
あとは去年のパリ大賞典馬フリントシャー、今年のパリ大賞典馬で、ニエル4着を一叩きされたイラプト辺りが不気味か。

ところでこの日はGⅠ戦が7鞍。例年凱旋門賞は5番目に行われてきましたが、今年は最初だったアベイが凱旋門の後に回り、凱旋門賞は4番目。いつもより30分ほど早いスタートになります。

 

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