楽しめ、人生を
音楽ネタ
今年のニューイヤー・コンサートのプログラムを改めて眺めていて、気が付いたことがあります。
後半のプログラムの2曲目に、ワルツ「楽しめ人生を」が演奏されていましたね。番組ではバレエシーンが重なっていて、ライヴの演奏とは差し替えになっていたと思います。演奏のタイミングがかなりずれていたようで、拍手の繋ぎが少し不自然でした。
そのことではなく、実はこのワルツ、マーラーが最後に完成した交響曲、第9番の第1楽章に引用した曲ですよね。あっ、そうだ、と今頃思い出したわけ。
去年の3月、読響がマーラー第9を定期で演奏した時、先立って「聴きどころ」を書いたのですが、そこでもチョッと触れました。
ヨハン・シュトラウスの原曲の楽譜は売っていないので、せめてCDで確認しようと思ったのです。いろいろ調べたのですが、随分前のアバドの指揮したものが出ているようなのですが、ニューイヤーコンサート大全集か何かに含まれているもので、そのために態々買うのも馬鹿げています。結局、ヨハンの方は聴かずに書いてしまったのでした。
ということで、今年のコンサートも早々とCDでもDVDでも発売されるようです。プレートルが良かった、ということは別にしても、「楽しめ、人生を」のために1枚購入する価値はあるな、と考えているところ。
実際に聴いてみると、なるほどマーラーが引用した箇所がハッキリ判ります。でも何故、マーラーはこれを忍ばせたんでしょうか。やはりタイトルに意味があるのかなぁ?
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