コルンゴルト3点セット
音楽ネタ
今年元旦の日記に書いたように、今年はエーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト (1897-1957) の没後50年に当ります。亡くなったのは11月29日ですから、間もなく記念日がやってきますね。
ぶらあぼ誌をひっくり返して、この日にコルンゴルトを取り上げる音楽会がないかと探してみましたが、見当たりません。さすがにロンドンでは当日、記念を兼ねたコンサートがいくつかあります。そういう意味では、東京はまだ寂しいですね。
ここからが衝動なんですが、日付は遅れても、東京シティ・フィルが来月、交響曲をやります。こういう機会でないと聴けないでしょうから、チケットを買いました。このオケでは有難いことにシルバー券が用意されていて、4500円でS席が買えるんですねぇ。
よ~し、折角行くのなら事前の準備。CDと楽譜を探してきました。CDはシャンドスのミッド・プライス・シリーズが店頭にあり、2100円。
一方、楽譜もアカデミアに在庫があり、オイレンブルク版が9000円。これで交響曲の3点セットが揃いました。
この値段を見ていてつくづく思ったことは、
楽譜の値段の半分で、ナマ演奏が聴けます。そのチケット代の半分でCDが買えます。ということは、CD→ナマ演奏→楽譜の順に倍々の価格帯になっていること。要するに楽譜が如何に高くなったか。
私が子供の頃は、LPとチケットがほぼ同じ、楽譜はその3分の1くらいの感覚でしたね。チケット代金を基準にすると、音楽ソフトは半額に、楽譜は6倍になった勘定。まぁ、感覚的にもそんな感じですね。
長い目で見れば、音楽初期投資を楽譜に絞ってきたのは正解。“自分で自分を褒めてあげたい”。
ということで、しばらくはコルンゴルトの交響曲と首っ引きです。
クラシック・ファンにとってコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲と交響曲は入門編ですね。マニアックな人は映画音楽にも夢中になるでしょ。重症患者はオペラの世界へどうぞ・・・。私は入門編どまりですけど。
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