ライヴ・ハウスで弦楽四重奏を聴く

未だ先日の雪が残る東京、昨日1月27日に山手線大塚駅に近いライヴ・ハウスで弦楽四重奏の演奏会がある、というので出掛けてきました。
ここは演奏や曲目には余り立ち入らず、簡単な紹介に止めます。

出演したのは、我がクァルテット・エクセルシオ。曲目は以下のもので、クラシック初心者向けのサロン・コンサートからは程遠い次の内容でした。

第1部
ヴォルフ/イタリアン・セレナーデ
ボロディン/弦楽四重奏曲第2番より第3楽章「ノクターン」
ヴァスクス/弦楽四重奏曲第2番「夏の歌」

第2部
ハウエルズ/ファンタジー
バルトーク/弦楽四重奏曲第6番

クァルテット・エクセルシオ

会場の「GRECO」はこちらから↓ 大塚駅の北口に出て、お洒落な居酒屋や物珍しい劇場をジグザク状に抜けて住宅街に入った所。地図を片手に進みましたが、案の定入る小路を間違えたみたい。思い直して戻り掛けると、幸いセカンドの山田氏に遭遇。いつも迷ったときに山田さんに出会うのは不思議な縁ですね。

http://www.greco.gr.jp/

もちろんエクがこのライヴ・ハウスで演奏するのは初めてとのことで、私も恐らくエクをこれ程身近で聴いたのは、ここが最小スペースかも知れません。
お陰で雰囲気は超の字が付くほどにアットホーム。普段はジャズなどが中心のライヴ・ハウスだそうですが、上質な紳士淑女10数名が取り囲んでのコンサートとなりました。

「季節の一品付き・1 stage 1 drink 要オーダー」ということで、来場された順にコーヒー、ワインなどを各自注文。提供された突き出し風小鉢を賞味するスタイルでした。もちろんイタリアン・メニューから注文される方もいて、普段はカフェとして営業しているだけあって、サービスも行き届いています。
初めてお会いするファンがほとんどでしたが、話題には事欠かず。直ぐに旧知の間柄の様に会話が弾んで、エク登場。と言っても楽屋があるわけではなく、我々と同じカフェの入り口から楽器を抱えて馳せ参じたような印象。

時間が来、室内のライトが落とされて演奏が始まります。最初はアペリティフのような2曲でしたが、第1部のメインはいきなりハードなヴァスクス。しかし意外にもこの現代作品が大受けで、私共と同席された同年配のご夫婦は感激すること頻り。
やはり演奏が良ければ、難解な作品でも直ぐに理解される、という典型を見たような気がします。

休憩といってもエクのメンバーが引っ込むスペースは無く、各自それぞれにドリンクを追加したり、演奏の感想などで20分が経過し、第2部へ。

後半もイギリスのロマン派最後の逸材ハウエルとハンガリーのバルトーク。気が付けば全て国籍が異なる5曲を、圧倒的な音量の中で堪能してきました。弦楽器の唸りが耳元でガンガン、というよりも、楽器の中に頭を突っ込み、背骨が振動するような経験、とでも言っておきましょうか。ここでは奏者の技量には誤魔化しが利かず、改めてエクの実力に舌を巻く絶好の機会でした。

翌日の日曜日も大友/野本のデュオ・コンサートが開かれますが、私共は先日ゴーシュ音楽院で聴いたプログラム。次は2月4日にオペラシティの近江楽堂でヴァスクスとバルトークを追体験する予定です。

 

 

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です