ベイヌムの未聴録音
手持ちのベイヌム録音を聴き終わりましたが、今回のためにカタログをめくってメモを取りました。メモをこのまま捨ててしまうのも勿体無いので、日記の形に纏めておきましょう。
参照したカタログとは、The World’s Encyclopedia of Recorded Music という世界的に有名なレコード・カタログ。俗に「WERM」と略されます(*)。
これは全3冊からなるもので、1925年頃から1955年までに発売されたレコード録音を集大成したものです。
巻ごとに、私が取り上げなかった録音を書き出します。
(オーケストラ名に特記なきものはアムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団)
第1巻(1950年3月まで、全てSP録音)
テレフンケン録音
シベリウス/トゥオネラの白鳥
ポリドール録音
ビゼー/「アルルの女」組曲第1番+第2番よりファランドール
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第5番+第8番
フランク/交響変奏曲(ピアノ/ゲザ・アンダ)
レーガー/バレエ組曲
レーガー/モーツァルトの主題による変奏曲
デッカ録音
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第1番(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第2番
ベルリオーズ/「トロイ人」トロイ人の行進曲
ブラームス/交響曲第1番・・・(旧録音)
ブラームス/交響曲第3番(ロンドン・フィル)
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲(ロンドン・フィル)
ブリテン/「ピーター・グライムズ」四つの海の間奏曲+パッサカリア
エルガー/「ロンドンの下町」序曲
エルガー/エレジー+「青春の杖」組曲第1番
フランク/交響詩「プシケ」~プシケとエロス
ハイドン/交響曲第96番・・・(旧録音)
マーラー/さすらう若人の歌(ロンドン・フィル、ユージェニア・ザレスカ)
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲(ロンドン・フィル、アルフレッド・カンポーリ)
メンデルスゾーン/「フィンガルの洞窟」序曲(ロンドン・フィル)
メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」スケルツォ+間奏曲
メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」夜想曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲ハ短調K491(キャスリーン・ロン)
ラヴェル/スペイン狂詩曲
チャイコフスキー/弦楽セレナード~ワルツ
第1巻補巻(1950年4月~1951年6月)
テレフンケン録音
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
ポリドール録音
ワーヘナール/「じゃじゃ馬馴らし」序曲
デッカ録音
ベートーヴェン/「エグモント」序曲
ベルリオーズ/歌劇「ベンベヌート・チェルリーニ」序曲
ビゼー/「アルルの女」第1組曲(第1番~3番)+第2組曲(第3・4番)(ロンドン・フィル)
ボロディン/歌劇「イーゴリ公」ダッタン人の踊り(ロンドン・フィル+同合唱団)
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第6番
エルガー/チェロ協奏曲(ロンドン・フィル、アンソニー・ピーニ)
エルガー/「青春の杖」組曲第2番(ロンドン・フィル)
グルック/歌劇「アルチェステ」序曲
ヘンデル=ハーティ/水上の音楽(ロンドン・フィル)
スメタナ/モルダウ
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
フィリップス録音
バッハ/管弦楽組曲第2番~ポロネーズ+バディヌリ
バッハ/管弦楽組曲第3番
第2巻(1951年~1952年)
デッカ録音
ベートーヴェン/「コリオラン」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/「献堂式」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/「エグモント」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/「レオノーレ」序曲第3番(ロンドン・フィル)
ブラームス/交響曲第1番・・・(新録音)
クラーク=ウッド/デンマーク王子の行進曲
ドビュッシー/ハープと弦のための舞曲(アムステルダム室内アンサンブル、P・ベルグート)
モーツァルト/交響曲第33番
第3巻(1953年~1955年)
デッカ録音
ブラームス/大学祝典序曲
ブラームス/悲劇的序曲
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲・・・新録音
ブリテン/歌劇「ピーター・グライムズ」パッサカリア
ディーペンブロック/Marsyas, The Enchanted Spring ~前奏曲と間奏曲
フランク/交響詩「プシケ」全曲
ヘンデル=ハーティ/王宮の花火の音楽
ハイドン/交響曲第96番・・・新録音
ハイドン/交響曲第97番
ラロ/スペイン交響曲(ロンドン・フィル、アルフレッド・カンポーリ)
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲(ロンドン・フィル、アルフレッド・カンポーリ)・・・新録音
ピイパー/交響曲第3番
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲(ロンドン・フィル、J・ダーメン)
フィリップス録音
ヘンケマンス/ヴァイオリン協奏曲(T・オロフ)
ピイパー/ピアノ協奏曲(ハンス・ヘンケマンス)
ピイパー/六つのエピグラム
以上です。私の拾い違いもあるでしょうし、本書自体に誤植もあるでしょう。何しろコンピューター以前の手管理データですからね。
この日記でタイプ・ミスをしているかも知れません。
これ以降、つまりフィリップス録音のほとんどについては適当な資料がありません。それでも、私が記憶している限りでも、グリュミオーとのベートーヴェン、ブラームスがありましたし、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」もあったはず。
いずれにしても、今年はベイヌム没後50年の節目に当たります。どこかからとんでもない録音が復活してくる可能性もあるでしょう。
(*)
WERMについては、平林直哉著「クラシック名曲初演&初録音事典」の119ページに詳しい記述があります。“欲しがっている人の多い入手難”モノだそうで、平林氏は古書店で運良くゲットされた由。
私は平林氏より一回り上の世代ですから、普通にヤマハの洋書コーナーで買い求めました。もちろん新品、当時の値段で \31,200.- もしたシロモノです。
私が死ねば、資源ゴミに出される可能性大。もし欲しい人がいれば、早めに私に連絡して下さい。遺言に書き残しておきます。ただし遺族の生活費の足しにするべく無料ではお譲りしませんから念のため。少なくとも買価でお引取り頂きましょうか。
参照したカタログとは、The World’s Encyclopedia of Recorded Music という世界的に有名なレコード・カタログ。俗に「WERM」と略されます(*)。
これは全3冊からなるもので、1925年頃から1955年までに発売されたレコード録音を集大成したものです。
巻ごとに、私が取り上げなかった録音を書き出します。
(オーケストラ名に特記なきものはアムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団)
第1巻(1950年3月まで、全てSP録音)
テレフンケン録音
シベリウス/トゥオネラの白鳥
ポリドール録音
ビゼー/「アルルの女」組曲第1番+第2番よりファランドール
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第5番+第8番
フランク/交響変奏曲(ピアノ/ゲザ・アンダ)
レーガー/バレエ組曲
レーガー/モーツァルトの主題による変奏曲
デッカ録音
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第1番(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/レオノーレ序曲第2番
ベルリオーズ/「トロイ人」トロイ人の行進曲
ブラームス/交響曲第1番・・・(旧録音)
ブラームス/交響曲第3番(ロンドン・フィル)
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲(ロンドン・フィル)
ブリテン/「ピーター・グライムズ」四つの海の間奏曲+パッサカリア
エルガー/「ロンドンの下町」序曲
エルガー/エレジー+「青春の杖」組曲第1番
フランク/交響詩「プシケ」~プシケとエロス
ハイドン/交響曲第96番・・・(旧録音)
マーラー/さすらう若人の歌(ロンドン・フィル、ユージェニア・ザレスカ)
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲(ロンドン・フィル、アルフレッド・カンポーリ)
メンデルスゾーン/「フィンガルの洞窟」序曲(ロンドン・フィル)
メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」スケルツォ+間奏曲
メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」夜想曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲ハ短調K491(キャスリーン・ロン)
ラヴェル/スペイン狂詩曲
チャイコフスキー/弦楽セレナード~ワルツ
第1巻補巻(1950年4月~1951年6月)
テレフンケン録音
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
ポリドール録音
ワーヘナール/「じゃじゃ馬馴らし」序曲
デッカ録音
ベートーヴェン/「エグモント」序曲
ベルリオーズ/歌劇「ベンベヌート・チェルリーニ」序曲
ビゼー/「アルルの女」第1組曲(第1番~3番)+第2組曲(第3・4番)(ロンドン・フィル)
ボロディン/歌劇「イーゴリ公」ダッタン人の踊り(ロンドン・フィル+同合唱団)
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲第6番
エルガー/チェロ協奏曲(ロンドン・フィル、アンソニー・ピーニ)
エルガー/「青春の杖」組曲第2番(ロンドン・フィル)
グルック/歌劇「アルチェステ」序曲
ヘンデル=ハーティ/水上の音楽(ロンドン・フィル)
スメタナ/モルダウ
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
フィリップス録音
バッハ/管弦楽組曲第2番~ポロネーズ+バディヌリ
バッハ/管弦楽組曲第3番
第2巻(1951年~1952年)
デッカ録音
ベートーヴェン/「コリオラン」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/「献堂式」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/「エグモント」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」序曲(ロンドン・フィル)
ベートーヴェン/「レオノーレ」序曲第3番(ロンドン・フィル)
ブラームス/交響曲第1番・・・(新録音)
クラーク=ウッド/デンマーク王子の行進曲
ドビュッシー/ハープと弦のための舞曲(アムステルダム室内アンサンブル、P・ベルグート)
モーツァルト/交響曲第33番
第3巻(1953年~1955年)
デッカ録音
ブラームス/大学祝典序曲
ブラームス/悲劇的序曲
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲・・・新録音
ブリテン/歌劇「ピーター・グライムズ」パッサカリア
ディーペンブロック/Marsyas, The Enchanted Spring ~前奏曲と間奏曲
フランク/交響詩「プシケ」全曲
ヘンデル=ハーティ/王宮の花火の音楽
ハイドン/交響曲第96番・・・新録音
ハイドン/交響曲第97番
ラロ/スペイン交響曲(ロンドン・フィル、アルフレッド・カンポーリ)
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲(ロンドン・フィル、アルフレッド・カンポーリ)・・・新録音
ピイパー/交響曲第3番
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲(ロンドン・フィル、J・ダーメン)
フィリップス録音
ヘンケマンス/ヴァイオリン協奏曲(T・オロフ)
ピイパー/ピアノ協奏曲(ハンス・ヘンケマンス)
ピイパー/六つのエピグラム
以上です。私の拾い違いもあるでしょうし、本書自体に誤植もあるでしょう。何しろコンピューター以前の手管理データですからね。
この日記でタイプ・ミスをしているかも知れません。
これ以降、つまりフィリップス録音のほとんどについては適当な資料がありません。それでも、私が記憶している限りでも、グリュミオーとのベートーヴェン、ブラームスがありましたし、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」もあったはず。
いずれにしても、今年はベイヌム没後50年の節目に当たります。どこかからとんでもない録音が復活してくる可能性もあるでしょう。
(*)
WERMについては、平林直哉著「クラシック名曲初演&初録音事典」の119ページに詳しい記述があります。“欲しがっている人の多い入手難”モノだそうで、平林氏は古書店で運良くゲットされた由。
私は平林氏より一回り上の世代ですから、普通にヤマハの洋書コーナーで買い求めました。もちろん新品、当時の値段で \31,200.- もしたシロモノです。
私が死ねば、資源ゴミに出される可能性大。もし欲しい人がいれば、早めに私に連絡して下さい。遺言に書き残しておきます。ただし遺族の生活費の足しにするべく無料ではお譲りしませんから念のため。少なくとも買価でお引取り頂きましょうか。
詳しい情報,本当にありがとうございます。これだけまとまってリストされているのは初めて見ました。ベイヌムの未聴録音が多いことに驚きました。WERMを廃棄しないでいただきたいです。このページにたどり着けてよかったです。
私信としてお送りします。さきほどのWERMですがもし他にあてがなければ,お譲りいただけませんか。購入時の価格で結構です。ご検討ください。
HTBdayo さま
>さきほどのWERMですがもし他にあてがなければ,お譲りいただけませんか。
とのことですが、私も未だもうすこし生きる積りでおります。いよいよダメだとなったときに検討しましょう。悪しからず。
当ブログの更新が絶え絶えになったときがチャンス。家人に遺言しておきますので、再度連絡願います。
メリーウイロウ
メリーウイロウ様
ご返答ありがとうございます。もちろん,今すぐである必要はありませんし,急に予定が変わった場合はそれでも構いません。もしご縁があれば幸いです。