追加報告、一昨日のシャンティー

9月17日の木曜日、珍しくウィーク・デイにシャンティー競馬場で2歳馬による二つのGⅢ戦が行われています。
一日遅れになりましたが、簡単にレポートしておきましょう。

先ずアレンベルグ賞(GⅢ、2歳、1100メートル)はスプリント距離で行われる2歳レース。
5頭が出走し、6対5のソルシエール Sorciere がスローペースに落とし、まんまと逃げ切ってしまいました。典型的なフランスの競馬。

2着は、1馬身半で1番人気(9対10)のドールド・アップ Dolled Up 、3着に頭差でケルティー・イン・ラヴ Kelty In Love の順。
ただし5着までは4馬身以内の激戦。同じメンバーでもう一度やったらどんな結果になるか・・・。

勝ったソルシエールは、メゾン=ラフィットを本拠にしているカルロス・レルナー調教師の管理馬で、騎乗したのはジェラール・モッセ。
前走ドーヴィルのカブール賞(GⅢ)は1番人気に支持されながら2着敗退(8月3日の日記)していた馬で、これで3戦2勝。次は地元とも言えるクリテリウム・ド・メゾン=ラフィットを目指す予定です。

ここでは2着惜敗のドールド・アップは、前走ボア賞(GⅢ)の勝馬(7月6日の日記)。展開の綾で負けた感もありますから、次の巻き返しもあるでしょう。

オマール賞(GⅢ、2歳牝、1600メートル)は2歳牝馬のマイル戦。アレンベルグが短距離だったのに対し、こちらはむしろ来年のクラシックを目指す馬の試金石でしょう。

8頭立て。イギリスから遠征した33対10のミドル・クラブ Middle Club が好位から抜け出して快勝。並んで抜け出した地元フランスの1番人気(27対10)バーハマ Baahama が頭差2着に続き、3着は2馬身差でオン・ヴェラ On Verra 。

調教師はリチャード・ハノン、鞍上はイオリッツ・メンディザバル。
これで4戦2勝となったミドル・クラブは今シーズンはこれで休養、シャンティー競馬場に対する適正と血統から、来期はフランス・オークスを目標とする旨のコメントが出されました。

 

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