ディミトリ・ミトロプーロス指揮ニューヨーク・フィル(25)
1955年10月20・21日 カーネギーホール
モーツァルト/歌劇「後宮からの逃走」序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第25番ハ長調K503
モーツァルト/ピアノ協奏曲第16番ニ長調K451
モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K488
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ピアノ/ルドルフ・ゼルキン
1955年10月23日 カーネギーホール
モーツァルト/ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと管弦楽のための協奏交響曲K追加104
モーツァルト/ピアノ協奏曲第16番ニ長調K451
モーツァルト/ピアノ協奏曲第25番ハ長調K503
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ピアノ/ルドルフ・ゼルキン
ヴァイオリン/ジョン・コリリアーノ
ヴィオラ/ウィリアム・ランサー
チェロ/ラースロ・ヴァルガ
1955年10月27・28日 カーネギーホール
モーツァルト/ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと管弦楽のための協奏交響曲K追加104
ワーグナー/楽劇「神々の黄昏」第3幕全曲
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ヴァイオリン/ジョン・コリリアーノ
ヴィオラ/ウィリアム・ランサー
チェロ/ラースロ・ヴァルガ
ソプラノ/ルシーヌ・アマラ、アストリッド・ヴァルナイ、シェイキー・ヴァルテニッシアン
メゾ・ソプラノ/ロザリンド・エリアス、ヘルタ・グラーツ
テノール/ラモン・ヴィナイ
バリトン/クリフォード・アルヴォー
バス/ルーベン・ヴィシー
1955年10月30日 カーネギーホール
ワーグナー/楽劇「ジークフリート」~森の囁き
ワーグナー/楽劇「神々の黄昏」第3幕全曲
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ソプラノ/ルシーヌ・アマラ、アストリッド・ヴァルナイ、シェイキー・ヴァルテニッシアン
メゾ・ソプラノ/ロザリンド・エリアス、ヘルタ・グラーツ
テノール/ラモン・ヴィナイ
バリトン/クリフォード・アルヴォー
バス/ルーベン・ヴィシー
1955年11月3・4日 カーネギーホール
ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
ベン・ウェーバー/前奏曲とパッサカリア作品42
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラかく語りき」
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ピアノ/ピエトロ・スカルピーニ
1955年11月6日 カーネギーホール
ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラかく語りき」
ファリャ/バレエ「三角帽子」~二つの舞曲
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ピアノ/ピエトロ・スカルピーニ
1955年11月10・11日 カーネギーホール
ウェーバー/交響曲第1番
ウィリアム・シューマン/舞踏詩「ユディット」
ウェーバー/ピアノ小協奏曲
カサドシュ/ピアノ協奏曲ホ短調 作品37
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ピアノ/ロベール・カサドシュ
1955年11月12日 カーネギーホール
ウェーバー/交響曲第1番
ウィリアム・シューマン/舞踏詩「ユディット」
サン=サーンス/ピアノ協奏曲第2番
R.シュトラウス/楽劇「サロメ」~7枚のヴェールの踊り
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ピアノ/ジャン・カサドシュ
1955年11月13日 カーネギーホール
モーツァルト/2台ピアノと管弦楽のための協奏曲変ホ長調K365
サン=サーンス/ピアノ協奏曲第2番
ウィリアム・シューマン/舞踏詩「ユディット」
R.シュトラウス/楽劇「サロメ」~7枚のヴェールの踊り
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ピアノ/ロベール・カサドシュ、ギャビー・カサドシュ、ジャン・カサドシュ
1955年12月20日 コネチカット州ハートフォード
クープラン=ミヨー/「スルタン妃」前奏曲とアレグロ
ウェーバー/交響曲第1番
ショスタコーヴィチ/交響曲第10番
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
1955年12月21日 カーネギーホール
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ヴァイオリン/ダヴィード・オイストラフ
1955年12月29・30日 カーネギーホール
モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番(アメリカ初演)
ヴォーン=ウイリアムス/交響曲第4番
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ヴァイオリン/ダヴィード・オイストラフ
1956年1月1日 カーネギーホール
モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K219
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番
サン=サーンス/交響詩「ヘラキュレスの青春時代」
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ヴァイオリン/ダヴィード・オイストラフ
1956年1月5・6日 カーネギーホール
プロコフィエフ/組曲「キージェ中尉」
ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲
シューマン/交響曲第2番
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ヴァイオリン/ナタン・ミルシテイン
1956年1月8日 カーネギーホール
サン=サーンス/交響詩「ファエトン」
フォス/ソプラノと管弦楽のための聖書によるソロ・カンタータ「歌の中の歌」
ヴォーン=ウイリアムス/交響曲第4番
スカルコッタス/ギリシャ舞曲集
指揮/ディミトリ・ミトロプーロス
ソプラノ/エラベル・デーヴィス
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10月20日から23日はゼルキン週間ですね。モーツァルトを中心にしたプログラム。
これに続くのがミトロプーロス企画の目玉でもあるオペラの演奏会形式上演。このシーズンは大曲「神々の黄昏の」第3幕でした。
11月3日のベン・ウェーバー Ben Weber (1916-1979) は、セントルイスに生まれてニューヨークに没したアメリカの作曲家。アメリカの作曲家としては12音技法を最初に取り入れた一人でしょうが、全体的には調性音楽への傾向が強かった人。代表作に「ウィリアム・ブレイクの詩による交響曲」が挙げられます。
11月10日から13日はカサドシュ・ファミリー祭り。息子はサン=サーンスを独奏し、夫妻はモーツァルトで共演、もちろん大黒柱の自作自演もありました。
年末年始にかけては、恐らく全米を沸かせたであろうオイストラフの訪米。4日間のチケット争奪戦は熾烈を極めたであろうことが想像されます。
仮にニューヨークフィルの定期会員だったとして、どの日に行くかは悩むところでしょうし、少なくとも2回は聴きたいと奔走するのは止むを得ないでしょうね。
嵐が去った後、1月5日と6日のミルシテインはやり難かったかも。東京にミルシテインが登場すれば大騒ぎになりますけど・・・。
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