愛2000ギニーの枠順

この週末はカラー競馬場でアイルランドのギニーが行われます。土曜日(22日)が2000ギニーで、日曜日が1000ギニー。先ず愛2000ギニーの枠順が発表されましたので、お知らせしておきましょう。

01 ダイナスティー Dynasty
02 パープル・ハート Purple Heart
03 フリー・ジャッジメント Free Judgement
04 ナル・ウォラップ Noll Wallop
05 キャンフォード・クリフス Canford Cliffs
06 スタインベック Steinbeck
07 ケレダリ Keredari
08 エクステンション Xtension
09 インカンパシング Encompassing
10 セバスティアン・フライト Sebastian Flyte
11 ヴァイカウント・ネルソン Viscount Nelson
12 フェンシング・マスター Fencing Master
13 オアシス・ダンサー Oasis Dancer

恐らく1番人気はイギリスからリチャード・ハノン師が送り込むキャンフォード・クリフスになるでしょう。ニューマーケットの2000ギニーで3着した馬ですね。
ハノン師はイギリスがディック・ターピン Dick Turpin とキャンフォード・クリフスで2・3着、先週の仏2000ギニーはディック・ターピンで又しても2着でしたから、アイルランドこそは勝ちたいところ。

もしハノン厩舎が勝てば、愛2000ギニーは3勝目。1987年のドント・フォゲット・ミー Don’t Forget Me 、1990年のチロル Tirol 以来20年振りの栄冠を狙っています。

これに立塞がるのは、当然ながら地元アイルランド勢。特にこのクラシックを既に6勝しているエイダン・オブライエン陣営は、何と6頭出し。出走馬の半分はオブライエン・チームですね。
現時点でオブライエン組の騎手は決定していません。6人ものジョッキーを契約するのは容易ではないでしょうが、やはり主戦のジョニー・ムルタがどれを選ぶかによっても人気は変わってくると思います。

オブライエン師はスタインベックがエースであることを断言していますから、恐らくムルタはこれに乗るでしょう。もちろん「怒りの葡萄」の作者から採った名前でしょうが、これが未だ3戦目。クラシックがシーズン初戦という不安材料もあります。
しかし2戦目でデューハースト4着という素質は第一級で、オブライエンの期待に応えられるかどうか。

ところで今年の2000ギニーは、2005年のギニー勝馬の初産駒が強いのが話題になりそうな勢いです。
即ち、英2000ギニーのマクフィ Makfi は愛2000ギニー馬デュバウィ Dubawi の仔、仏2000ギニーのロぺ・デ・ヴェーガは仏2000ギニー馬シャマーダル Shamardal の初産駒。

2005年に英2000ギニーを制したのはフットステップスインザサンズ Footstepsinthesands 。スタインベックは、このフットステップスインザサンズの初年度産駒に当たるんですよねぇ~。
もしスタインベックが勝てば非常に珍しい記録が生まれることになりますな。

他ではオックス厩舎のケレダリ、ボルジャー厩舎のフェア・ジャッジメントも侮れませんが、両調教師とも意外や未だ愛2000ギニーは勝っていないんですよね。
現地時間15時45分スタートです。

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