寺家ふるさと村

自然ネタ

今朝、珍しく息子が“どっか、行こうぜ”とのたまう。どうしたんだ突然、と訊くと、昨日から4連休だそうで、時間を持て余してイカン。天気もいいし。
最初は日光にドライヴ、なんて騒いでいたけれど、イロハ坂なんか凄い渋滞だぞ、ということになって、結局は「寺家ふるさと村」。じけふるさとむら、と読みます。

何年か前に家内と二人で行ったことがあり、昔の田舎の風景をそのまま保存してある。チョウも多かったし、秋の一日自然観察コースとしてはいいんじゃないか。
大井町線と田園都市線を乗り継いで青葉台下車。あとはバスを拾い、鴨志田団地経由寺家町行きでほぼ終点まで。一つ二つ前のバス停で降りて歩くも良し。ほんとに久し振りに3人でふらふら出掛けました。娘は興味もないし、自分の仕事が忙しい。

出掛けは北風が寒く感じられましたが、現地に到着して散策を始めたら暑いくらい。ホントによく晴れて、絶好の行楽日和。人もよく出てます。
チョウも多かったですね。前回は初冬でほとんど収穫はなかったんですが、今回は中り、と言っていいでしょう。

見ることが出来たチョウは大体以下のもの。大体、というのは、他にもいたんでしょうが、確認までには至らなかったものもあります。

アゲハチョウ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ、キタテハ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、オオムラサキ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモン、ヒメジャノメ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ベニシジミ、ウラギンシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ。

18種類ですかね。ヤッパリ東京23区とは違うワァ~。
息子は虫感がいいですね。ここ、よさそう、と分け入って入った脇道は昆虫観察の穴場らしく、立派な一眼レフを構えた写真家を結構見かけます。不思議に女性カメラマンが多かったですよ。
アザミに来ていたのが、なんとメスグロヒョウモンの♀。思わず“アッ、メスグロヒョウモン!”と声を挙げたら、カメラを構えていた昆虫嬢、“よくご存知ですねぇ”と、嬉しそうにしていました。彼女もメスグロ♀に出会えて興奮気味だったんでしょう。

この道を更に奥まで行くと、行き止まりに柿の木が何本もあります。これ、甘柿のようで、袋にいくつも取り込んでいるグループとすれ違いました。地元では秘密の場所なのかも。名付けて「秘柿の里」、とでもしておきますか。
ここで上空を悠然と舞ったのが、これも何と、オオムラサキ。ボロの♀ですが、オオムラサキに出会えるとは思ってもいなかったですよ。

スズメバチが徘徊している処もあって少し怖かったけれど、久し振りに目の保養をしてきました。
そうそう、ツクツクホウシが未だ鳴いていたのには二度吃驚。

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