デューハーストは人気どおり、実力どおり

デューハーストとチャンピオンの映像が入ってきたので、書きます。

現時点での2歳最強牡馬が全部出揃った感じのデューハースト、人気どおり、ニュー・アプローチが勝ちました。調教師ジム・ボルガー、馬主ボルガー夫人、騎手マニングは去年のテオフィロに続く連覇です。
アイルランドの新馬戦→フューチュリティー→ナショナル→デューハーストと連勝したコースも同じです。まるで去年のビデオテープ。
最初、ニュー・アプローチはデューハーストをパスする予定でした。ですから調教も目一杯はやっていなかったようですね。いつも先手を取って先行する馬が、今回はスタートも良くなく、道中も手応えが悪いような感じに見えます。騎手マニングによれば、ゴール前3ハロンまでは寝ていた、って言ってます。よく言うヨ。それでも公園を散歩するようなもの、ですと。

結果を知ってから映像見ているのでピンと来ませんが、現場で見ていたら今日のニュー・アプローチはないな、と思ったでしょうね。
でも追い出してからは強かったですね。流石2歳チャンピオン。外から抜け出してきたファスト・カンパニーに半馬身差。更に2馬身半でレーヴンズ・パス、それからまた2馬身半でリオ・デ・ラ・プラタ。人気どおりと言うか実力どおりと言うか、シーズン末期のレースとしては格どおりに収まりました。

早くもニュー・アプローチには3冠の可能性まで噂されています。血統を見れば、長距離には問題ありませんから。セントレジャーは冗談としても、2000ギニー/ダービーのダブルは期待してもいいかも。
ま、テオフィロの例もあるので過信は禁物ですが、来年の男馬のクラシック、中心はこの馬で決まりですね。後は今日の2~4着馬がどこまで成長して差を詰めるか、新たな実力馬が登場するか。

チャンピオン・ステークス。こちらの1番人気ナットナウカトは6着惨敗でした。エクリプスのような奇襲は効かず、馬群の中央から抜け出せずに終わってしまいました。
勝ったのはフランス・ダービー2着のリテラート。どちらかというと後方待機でしたが、見事な差し足です。調教師ジャン=クロード・ルーゲにとってはイギリス競馬初勝利。
騎手クリストフ・ルメールは去年、プライドでも勝っていますから連覇。今回は2番人気でした。
2着は短頭(short head)差でダービー2着のイーグル・マウンテン。オブライエン/ムルタのコンビですね。終わってみれば、仏英ダービー2着馬同士の決着でした。こうしてみると、今年の3歳馬のレヴェルは高いのかなぁ~。競馬はよく判りません。
3着は3馬身差でドクター・ティノ、同じく3馬身で4着が Creachadoir 、アナウンスを聞くと、クラカドールって聞こえますね。

他のレースの映像は未だのようですから、結果だけ。
チャレンジ・ステークスは、ヒルズ父子のミス・ルシファー Miss Lucifer 。凄い名前。
ロックフェル・ステークスは、オブライエン/ムルタのキッティー・マッチェム Kitty Matchem 。
ジョッキー・クラブ・カップがファーブル/パスキエの1番人気ロイヤル・アンド・リーガル Royal and Regal 。
ベンティック・ステークスはグリーク・ルネサンス Greek Renaissance でした。
そうそう、セザレウィッチ・ハンデは、1番人気のサムライ・ウェイが24着に敗退、14対1人気のレグ・スピンナー Leg Spinner という馬が勝っています。

 

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