大阪センチュリー響が面白い
音楽ネタ
まだ読売日響から来期の案内、来ませんねぇ。去年は19日に着いていたのに。
と思っていたら、大阪センチュリー響が来期の予定を発表しました。プログラムは勿論、人事面も。
これまで首席指揮者だった小泉和裕を音楽監督に起用、首席客演指揮者に沼尻竜典が就任するというのです。同響が音楽監督を置くのは小泉が初めて、初代音楽監督の由。
最近の小泉の充実振りは目覚しいようですね。今回の監督就任では、楽員の増員やプログラミングに長期プランを持ち込むことなど、いかにも意欲的。
発表された来シーズンのプログラムも、何でもないようでいて、実に芯が通っている感じがします。
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ヒンデミットを定期的に取り上げる計画のようで、4月の画家マチス、12月のウェーバー変容、3月のフィルハーモニッシェス・コンチェルト。下野/読響のヒンデミット・シリーズが年1回なのに対し、こちらは3回。気迫が違う。
沼尻は、ドイツ音楽中心の小泉に対し、フランス音楽でバランスを取る様子。5月のメシアンはびわ湖ホールの声楽アンサンブルを据えて、聴きもの。11月のデュティーユに加えてドビュッシーの放蕩息子、というプログラムも食欲そそりますねぇ。
ソリストも充実してます。伊藤恵のブラームス第1、竹澤恭子の同じくブラームス、小山実稚恵のラフマニノフ第2、ゲルハルト・オピッツのベートーヴェン第5は、いずれも王道を行く選曲。
ということで、センチュリーは目が離せません。先日プログラムが発表された大阪シンフォニカー共々、大阪は凄い、というのが東京から見た感想ですね。大植/大阪フィルは彼らに対してどう応戦するのでしょう。こちらのプログラムも見たいですな。
名古屋フィルも人事一新して意欲的なプログラムを発表してますし、京都は広上体制がスタートするでしょ。
これからは関西の時代ッ、て感じがしますね。
センチュリーは来年2月24日に東京公演があるそうです。シンフォニカーは3月28日にすみだで公演がありますし、2009年3月にも2年連続で東京公演やってくれるようです。
年一度といわず、関西楽団の東京公演も頻繁に計画して欲しいなぁ。
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