存在感を増すパークス・レーシング

かつてのフィラデルフィア・パーク競馬賞、現在はパークス・レーシングと改名されましたが、開催はお正月から大晦日までの1年中。中でも7月初旬の独立記念日を中心にした1週間が最も賑います。
今年もG戦に格上げされるレースもあり、アメリカ競馬の中に占める存在感は次第に増してきているように思われます。

そのG戦シリーズ第一弾として、7月2日の火曜日にドクター・ジェームス・ペニー・メモリアル・ハンデキャップ Dr. James Penny Memorial H (芝GⅢ、3歳上牝、8.5ハロン)が行われました。去年からグレード・レースに格上げされた芝コースの牝馬戦、yielding と稍重の馬場に2頭が取り消して6頭が出走してきました。6対5の1番人気には、先日ギャロレット・ハンデ(芝GⅢ)に勝ったピアニスト Pianist が指名されています。
そのピアニスト、スタートから先手を取って逃げ切りを図りましたが、直線で内を衝くも一杯。替って3番手を追走していた4番人気(6対1)のソマリ・レモネード Somali Lemonade が外から伸び、更に外から追い詰める3番人気(7対2)ミズ・アイダ Miz Ida を半馬身抑えての優勝。ピアニストは4馬身4分の1差で辛うじて3着を死守。2番人気(2対1)に支持された去年の2着馬ヘッソナイト Hessonite は4着と小波乱の結果に終わりました。
マイケル・マッツ厩舎、ジョエル・ロザリオ騎乗のソマリ・レモネードは、一昨年の2歳時にジャスミン・ステークス(芝GⅢ、G戦に格上げされた最初の年)に勝って以来の久々の勝ち星。今期は去年の11月以来となるベルモントのクレーミング戦で4着し、これが2戦目でした。その間、度々芝のG戦で入着、当ブログのアメリカ競馬カテゴリーでも常連的存在です。

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