コンピエーニュ競馬場

昨日の月曜日、フランスでG戦が一鞍行われました。ダフニス賞 Prix Daphnis (GⅢ、3歳牡せん、1800メートル)。もちろん前日に行われた牝馬のためのクロエ賞とセットで創設されたレースですが、何故か今年はコンピエーニュ競馬場で開催されています。
当方がフランス語は苦手と言うこともありますが、フランスの競馬情報は意外に少ないようで、今年の開催地変更の理由などは現時点では不明。去年は普通にロンシャン競馬場で行われていましたから、何か特別な事情があっての変更と思われます。

所謂パリ地区の競馬は、ロンシャン、シャンティー、サン=クルー、メゾン=ラフィット、それに夏場のドーヴィルが主な開催地で、フランスのパターン・レースはほとんどがパリ地区で行われます。
しかしフランスは各地に競馬場が点在していて、ローカル競馬も充実。リヨン、ボルドー、マルセイユ、トゥールーズ等々、若干のパータン・レースも開催されてきました。しかし今回、コンピエーニュ競馬場でG戦が行われるのは初めてじゃないでしょうか。来年もここで行われるのかを含め、情報が入った時点で紹介することにしましょう。

さてコンピエーニュは、パリから車で40分ほど北上した森の中に佇む街。ジャンヌ・ダルクの史跡もあるそうで、パリッ仔にとっては絶好の週末散歩コースとして知られるそうな。
従ってパリ近在の厩舎からも参戦は容易で、遠征と言うほどの大袈裟な感覚ではないのでしょう。因みにこのコースは左回りで、ロンシャンやシャンティーなど右回りが主流のパリ地区競馬場では重宝されるかも知れません。

馬場は very soft という極めて重い馬場。取り消しが1頭あり、5頭が出走してきました。6対4の1番人気に支持されたセフリ Sefri という馬は、ジャン=クロード・ルジェ厩舎所属、3連勝で臨んだ前走ラ・フォース賞(GⅢ)でも2着となり、G戦初勝利も時間の問題でしょう。
5頭立てということでレースは一団。逃げたのはウンベルト・リスポリ騎乗のリオン・ダンヴェール Lion d’Anvers で、スミオン騎乗のセフリは3番手から。勝負所、セフリは外に持ち出して前を捉えに掛かりましたが動かず、結局は諦めて最下位敗退。最後方で流れを見ていたミルコ・デムーロ騎乗の最低人気(と言っても97対10)スーパープレックス Superplex の末脚が勝り、2番人気(9対5)で2番手追走ペリエ騎乗のピロート Pilote に1馬身半差を付けて優勝。更に1馬身4分の1差で3番人気(43対10)ジャルネ騎乗のサン・トーマス Saint Thomas が3着。
敢えて全騎手の名前を挙げたのは、日本にも馴染のフランスのトップ・ジョッキーが揃って登場する競馬場であるということを紹介したかったからです。

勝ったスーパープレックスは、ドイツの調教師ミカエル・フィッゲ師の管理馬。フランス競馬には常連のように参戦してくる人です。この馬もドイツよりフランスで走っている回数の方が多い位で、前走は仏ダービーに挑戦して11着でした。コンピエーニュも我が家の庭感覚で走っていたのでしょう。

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