指揮者として登場したピンチャー
8月18日のプロムスは、BBCスコティッシュ響と、同オケの座付き作曲家を務めるピンチャーの指揮。
ピンチャーは、指揮者としては今回がプロムス・デビューとなるそうです。
≪Prom 48≫
ラヴェル/スペイン狂詩曲
マティアス・ピンチャー/「流れ星」Chute d’Etoiles(ロンドン初演)
~休憩~
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「火の鳥」
BBCスコティッシュ交響楽団
指揮/マティアス・ピンチャー
ティナ・シング・ヘルセス(トランペット)、マルコ・ブラーウ(トランペット)
自身の作品を挟むように近・現代の名作を並べたプログラム。ラヴェルとストラヴィンスキーについては説明不要でしょう。
ということで今回がロンドン初演となる作品。無理に「流れ星」としておきましたが、2本のトランペットと管弦楽のための協奏曲。ストラヴィンスキーの作品に刺激されて書かれたということで、後半は火の鳥全曲が選ばれているのでしょう。
ピンチャーについては自身のホームページがあり、
この作品のタグをクリックし、協奏曲を選ぶと当作品がトップに登場します。例によって冒頭だけはスコアを見ることができ、参考にして聴くのがお勧め。
ドイツの作曲家は、バッハ以降偉大な作曲が続出。現代はその反動か、心に響くような音楽を書ける人が出なくなっていますね。
ピンチャーの場合も然りで、今年のプロムスでも演奏されたラッヘンマンの影響が強いらしく、私には雑音の羅列としか聴こえてきません。残念ながら・・・。
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