踊りの音楽パートⅡ
昼の部に続いて夜も踊りの音楽。但しこちらはハンガリーの名門オケ客演で豪華なコンサートでした。このオケはプロムスの常連でもあります。
8月25日 ≪Prom 52≫
ブラームス/ハンガリー舞曲第14番
ブラームス/ハンガリー舞曲第7番
ブラームス/ハンガリー舞曲第6番
モーツァルト/行進曲ニ長調K335
シューベルト/交響曲第8番「未完成」
~休憩~
ヨゼフ・シュトラウス/天体の音楽
ヨハン・シュトラウス/ポルカ「観光列車」
ドヴォルザーク/伝説曲 作品59-10
ヨハン・シュトラウス/ワルツ「美しき青きドナウ」
ヨハン・シュトラウス/山賊ガロップ
コダーイ/ガランタ舞曲
ブダペスト祝祭管弦楽団
指揮/イヴァン・フィッシャー Ivan Fischer
こちらも一々解説の必要はないでしょう。冒頭のブラームスは、3曲ともフィッシャー自身のアレンジという珍しい体験。最初の2曲は良く聴かれるアレンジより上品で好ましく聴きました。有名な6番では真ん中にクラリネットのカデンツァが入り、新鮮な驚きも。
このあとブラームスからシューベルトまでは一気に演奏されました。未完成が終わった後にフィッシャーのスピーチがあり、ほんの僅かですが、シューベルトが書いた第3楽章の出だしも演奏。“終わったら数秒間、シューベルトに想いを寄せて下さい”という挨拶。
最後のコダーイ、初演はロンドンだったことを思い出しました。
こういうコンサートですから当然アンコールもありましたが、曲目は意外なもの。ドヴォルザークのモラヴィアン・デュエット作品38-1から「はかない望み」。原曲はピアノ伴奏の歌曲ですが、多分フィッシャーのアレンジでしょう、弦の伴奏で。
ソプラノとアルトの二重唱も恐らくオケの女性メンバーが歌ったのだと思います。私は直ぐにNMLで作品を確認しましたが、こういう時にはナクソス・ライブラリーは便利ですね。現在の音楽生活には欠かせないメディアだと改めて実感しました。
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