ゴールディコヴァの圧勝劇
昨日は久し振りにGⅠ競走が行われました。ドーヴィル競馬場のジャック・ル・マロワ賞(GⅠ、3歳上、1600メートル)。
9頭が出走しましたが、注目は何と言ってもゴールディコヴァ Goldikova でしょう。3歳の去年は女傑ザルカヴァには敵わなかったものの、ブリーダーズ・カップなど1マイルは無敵。
今シーズンは初戦こそ凡走したものの、フォルマウス、アスタルテとGⅠを2連勝し、1マイルでの圧倒的な優位を見せ付けてきました。
ここでも7対10の圧倒的人気に応えて大楽勝です。2着に6馬身差を付けましたが、これはマロワ史上最大の着差。
それだけではありません。これまでのタイムを1秒上回るレコード・タイム勝ちというオマケつき。
その2着にはイギリスから遠征したアクラーム Aqlaam が入り、3着は更に5馬身の差が付いてヴァーチャル Virtual 。
今年の仏2000ギニー馬シルヴァー・フロスト Silver Frost は全く歯が立たず、6着惨敗に終りました。
ゴールディコヴァはこれがGⅠ6勝目。調教するフレッディー・ヘッド師は騎手としてマロワに6勝していますが、調教師としては去年のタマヤズ Tamayuz に続く2連覇。
騎乗したペリエ騎手にとってもマロワ3勝目に当たります。
ヘッドが、自身が騎乗してBC2連覇したミエスク Miesque よりも強いだろうと豪語するゴールディコヴァ、この後は少し休養を取り、ムーランには出走せずフォレ賞からブリーダーズ・カップ2連覇を狙うということです。
いずれにしても今年の「ホース・オブ・ザ・イヤー」を狙う強豪、今後のローテーションには目が離せません。
日曜日のドーヴィルで行われたもう一つのパターン・レース、ギョーム・ドルナノ賞(GⅡ、3歳、2000メートル)。1952年に創設されたときはコート・ノルマンド賞という名称でした。
パターン・システム導入時はGⅢでしたが、1983年からGⅡに昇格しています。
8頭立て。混戦を抜け出したのは19対1の人気薄スライ・プートラ Sri Putra 。2着以下は6頭がほぼ一団で流れ込む激戦で、4分の3馬身2着にスリー・ボディーズ Three Bodies 、短頭差3着にアリバー Allybar 。4着から7着もほぼ差がありません。
9対10の1番人気を集めたバイワード Byword は4着。逃げ粘ったドビュッシー Debussy は5着で入線しましたが、ヴェシューヴ Vesuve の進路を妨害したと判断され6着降着。
ドビュッシーのゴスデン調教師は、“c’est la vie”こんな日もあるさ、と開口一番。他馬より2キロ負担重量が重かったことを考えれば、このメンバーでは最も強かった計算になります。
勝ったスライ・プートラもイギリスから挑戦したマイケル・ジャーヴィス厩舎の管理馬。騎乗予定だったロビンソン騎手が前日にニューバリーで肩を負傷、直前にデットーリ騎手に乗り替わっていました。
デットーリにとっては、これがこのレース4勝目という幸運です。
さて8月16日の日曜日には、アイルランドのカラー競馬場でも3つのパターン・レースが行われ、いよいよ秋競馬が本格的に始まった感があります。
ロイヤル・ホイップ・ステークス(GⅡ、3歳上、1マイル2ハロン)は5頭立て、8対13の1番人気に支持されたカジュアル・コンケスト Casual Conquest が順当に快勝しています。
2着に1馬身4分の1でカーテン・コール Curtain Call 、3着は13馬身の大差でレッド・ロック・キャニオン Red Rock Canyon 。
今年は3歳馬の参加はありませんでした。
勝ったカジュアル・コンケストはウェルド厩舎、パット・スマーレン騎乗。
次走はアイリッシュ・チャンピオンで3歳の両巨頭(シー・ザ・スターズとフェイム・アンド・グローリー)と対決する予定。
フェニックス・スプリント・ステークス(GⅢ、3歳上、6ハロン)は9頭立て。
5対1のジルエット Girouette が写真班定の大接戦で僅かに短頭差パーフェクト・ポリー perfect Polly の追い込みを凌いで優勝。
3着は1馬身4分の1でアイスランディック Icelandic 。
7対2の1番人気に支持された3歳馬ヴォーカライズド Vocalised は5着敗退。去年の覇者スネーフェル Snaefell が6着。
調教師トレイシー・コリンズによれば、ジルエットは調教では動かない馬。この日騎乗したパット・シャナハン騎手との相性が抜群の由。
デスモンド・ステークス(GⅢ、3歳上、1マイル)も5頭立て。
ここは圧倒的1番人気(3対10)のフェイマス・ネイム Famous Name が圧勝。2着は4馬身半でスリー・ロックス Three Rocks 、3着に4分の3馬身でポエト Poet 。
デルモット・ウェルド師はロイヤル・ホイップに続いてパターン・レースのダブル達成です。騎手パット・スマーレンも同じ。
フェイマス・ネイムは去年のフランス・ダービー2着馬ですが、今年は全て2着以内で3連勝。堅実を絵で描いたような内容です。
次走はムーラン・ド・ロンシャン賞になる予定。
9頭が出走しましたが、注目は何と言ってもゴールディコヴァ Goldikova でしょう。3歳の去年は女傑ザルカヴァには敵わなかったものの、ブリーダーズ・カップなど1マイルは無敵。
今シーズンは初戦こそ凡走したものの、フォルマウス、アスタルテとGⅠを2連勝し、1マイルでの圧倒的な優位を見せ付けてきました。
ここでも7対10の圧倒的人気に応えて大楽勝です。2着に6馬身差を付けましたが、これはマロワ史上最大の着差。
それだけではありません。これまでのタイムを1秒上回るレコード・タイム勝ちというオマケつき。
その2着にはイギリスから遠征したアクラーム Aqlaam が入り、3着は更に5馬身の差が付いてヴァーチャル Virtual 。
今年の仏2000ギニー馬シルヴァー・フロスト Silver Frost は全く歯が立たず、6着惨敗に終りました。
ゴールディコヴァはこれがGⅠ6勝目。調教するフレッディー・ヘッド師は騎手としてマロワに6勝していますが、調教師としては去年のタマヤズ Tamayuz に続く2連覇。
騎乗したペリエ騎手にとってもマロワ3勝目に当たります。
ヘッドが、自身が騎乗してBC2連覇したミエスク Miesque よりも強いだろうと豪語するゴールディコヴァ、この後は少し休養を取り、ムーランには出走せずフォレ賞からブリーダーズ・カップ2連覇を狙うということです。
いずれにしても今年の「ホース・オブ・ザ・イヤー」を狙う強豪、今後のローテーションには目が離せません。
日曜日のドーヴィルで行われたもう一つのパターン・レース、ギョーム・ドルナノ賞(GⅡ、3歳、2000メートル)。1952年に創設されたときはコート・ノルマンド賞という名称でした。
パターン・システム導入時はGⅢでしたが、1983年からGⅡに昇格しています。
8頭立て。混戦を抜け出したのは19対1の人気薄スライ・プートラ Sri Putra 。2着以下は6頭がほぼ一団で流れ込む激戦で、4分の3馬身2着にスリー・ボディーズ Three Bodies 、短頭差3着にアリバー Allybar 。4着から7着もほぼ差がありません。
9対10の1番人気を集めたバイワード Byword は4着。逃げ粘ったドビュッシー Debussy は5着で入線しましたが、ヴェシューヴ Vesuve の進路を妨害したと判断され6着降着。
ドビュッシーのゴスデン調教師は、“c’est la vie”こんな日もあるさ、と開口一番。他馬より2キロ負担重量が重かったことを考えれば、このメンバーでは最も強かった計算になります。
勝ったスライ・プートラもイギリスから挑戦したマイケル・ジャーヴィス厩舎の管理馬。騎乗予定だったロビンソン騎手が前日にニューバリーで肩を負傷、直前にデットーリ騎手に乗り替わっていました。
デットーリにとっては、これがこのレース4勝目という幸運です。
さて8月16日の日曜日には、アイルランドのカラー競馬場でも3つのパターン・レースが行われ、いよいよ秋競馬が本格的に始まった感があります。
ロイヤル・ホイップ・ステークス(GⅡ、3歳上、1マイル2ハロン)は5頭立て、8対13の1番人気に支持されたカジュアル・コンケスト Casual Conquest が順当に快勝しています。
2着に1馬身4分の1でカーテン・コール Curtain Call 、3着は13馬身の大差でレッド・ロック・キャニオン Red Rock Canyon 。
今年は3歳馬の参加はありませんでした。
勝ったカジュアル・コンケストはウェルド厩舎、パット・スマーレン騎乗。
次走はアイリッシュ・チャンピオンで3歳の両巨頭(シー・ザ・スターズとフェイム・アンド・グローリー)と対決する予定。
フェニックス・スプリント・ステークス(GⅢ、3歳上、6ハロン)は9頭立て。
5対1のジルエット Girouette が写真班定の大接戦で僅かに短頭差パーフェクト・ポリー perfect Polly の追い込みを凌いで優勝。
3着は1馬身4分の1でアイスランディック Icelandic 。
7対2の1番人気に支持された3歳馬ヴォーカライズド Vocalised は5着敗退。去年の覇者スネーフェル Snaefell が6着。
調教師トレイシー・コリンズによれば、ジルエットは調教では動かない馬。この日騎乗したパット・シャナハン騎手との相性が抜群の由。
デスモンド・ステークス(GⅢ、3歳上、1マイル)も5頭立て。
ここは圧倒的1番人気(3対10)のフェイマス・ネイム Famous Name が圧勝。2着は4馬身半でスリー・ロックス Three Rocks 、3着に4分の3馬身でポエト Poet 。
デルモット・ウェルド師はロイヤル・ホイップに続いてパターン・レースのダブル達成です。騎手パット・スマーレンも同じ。
フェイマス・ネイムは去年のフランス・ダービー2着馬ですが、今年は全て2着以内で3連勝。堅実を絵で描いたような内容です。
次走はムーラン・ド・ロンシャン賞になる予定。
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