仏オークスもデットーリ

またデットーリですね。8日間でクラシック3っつは呆れる、を通り越してウンザリしないでもない。
フランス・オークスは通称ですが、正しくはディアーヌ賞ですね。Prix de Diane 。英国のオークスと違って距離が2100メートル、少し短い所がミソでしょうか。

その代わり秋には2400メートルのヴェルメイユ賞 Prix Vermeille があって、本当の意味でのミドルディスタンスのチャンピオン決定戦でした。でした、というのは、今はヴェルメイユ賞は3歳以上にも出走資格があって、フランスのクラシック体系は随分様変わりしてしまいました。これでいいのだろうか?

ディアーヌ賞は、競馬にスポンサーが着くようになった極く最初のレースの一つだったと思います。記憶では1980年頃。最初はレヴロン Revlon でしたね。最近はエルメス Hermes で定着しているようです。
牝馬のレースということで、最近ではファッションの世界でも注目されていて、確かその方面でもコンテストなどが行われているはず。競馬場に行く女性達は、1年かけて帽子のデザインなどを考案して競う。従って、当日は実に華やかな雰囲気に包まれることになります。どちらかというと、競馬はそっちのけ。
まるで日本の競馬とは世界が違う。最近は日本でもオークスの日は「女性の日」ということに力を入れているようですが、どうもサマになりません。こればかりはパリジェンヌたちに敵いませんわな。

競馬場もシャンティーというところが絶好の舞台を演出しています。ヴィデオでもチラッと映りますが、向こう正面にシャンティー城が美しく映えるんですよ。このお城には立派な図書館があって、それも一見の価値があるそうです。

今年のディアーヌ賞、ウエスト・ウインドが勝ちました。英仏ダービー馬共々凱旋門賞を目指すのでしょうが、デットーリは本番ではどの馬に乗るんでしょうか。そのときこそ彼の正念場、馬を見る目が問われることになります。

http://www.youtube.com/watch?v=TmFbpZfQxGs

 

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