カラスアゲハと、
毎日日記を書くのは気が引けるけれど、こういうことがあると書いておかなければ、と思います。記録の意味ですね。
今日の昼、上智大学のグラウンド土手。麻疹で休講になっているせいか、学生さんの姿はほとんどありません。グラウンドにも歓声も喚声もなし。
ジャコウアゲハの♀を見ようと思ったのですが、♀ばかりか♂の姿もありません。今ここはアザミの花がたくさん咲いていて、黒いアゲハが1頭食餌の最中です。ジャコウの♂かと思いましたが、動きが違います。クロアゲハ? にしては体型がスリムだし白斑も見えません。
そう、カラスアゲハでしたね。それほど美しい個体ではありませんが、時々紫色に光るので間違いないでしょう。裏面の白帯で確信。
しばらく見とれていました。
この日はこれだけではなく、桜木の下を歩いていると、目の前にバサッと落ちたものがあります。葉が落ちたようにも見えましたが、近寄って見ると、これが何とオオミズアオ。尾状突起が短いので多分♀でしょう。(蛾類は数が多くてあまり知識ありません)
青白色の大型の蛾で、知らない人は蛾とは思いません。虫体は真っ白で美しいものです。寝惚けて落ちたのか動けないでいるので、早速拾って草叢の中に放してやりました。デジカメでもあればバチャバチャ撮っておくところ、残念でした。
東京にも未だこんな大型の蛾が出現することがあるんですね。捨てたモンじゃないですよ。
今日は他に、アゲハチョウ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマトシジミ。
それからセセリを1種見ましたが、裏の白斑が一文字に並んでいませんでした。時期と地域から判断して、これはチャバネセセリでしょう。これも東京では珍しい部類。
僅か30分ほどの散策でしたが、もっと時間をかけてゆっくり観察すれば、もっと色々な昆虫に出会えるでしょう。といっても、時間があればこういう行動をしないのも事実ですがね。
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