2015仏ギニーの枠順

日曜日にはロンシャン競馬場でプール・デッセ・デ・プーラーンと、プール・デッセ・デ・プーリッシュ、所謂フランス2000ギニーとフランス1000ギニーが行われます。
元々は一つのレースだったものが牡馬版と牝馬版に別れた歴史のあるレースですから、同じ日に行われても何の差支えもありません。各国の2000ギニーとは異なり、牝馬には出走権も無く、大昔にあった両ギニーを制覇するという怪物牝馬が出ることも無いわけ。
さて日本時間の昨夜発表された枠順は、

仏2000ギニーの枠順

01 ボルサコフ Borsakov
02 ウォー・エンヴォイ War Envoy
03 マインド・ザット・ボーイ Mind That Boy
04 メイク・ビリーヴ Make Believe
05 エル・スイゾ El Suizo
06 サー・アンドリュー Sir Andrew
07 ハイランド・リール Highland Reel
08 スマイー Smaih
09 ホーク Hawke
10 フレーミング・スペア Flaming Spear
11 マフトゥール Maftool
12 ミスター・オーウェン Mr Owen
13 カラー Karar
14 テイル・オブ・ライフ Tale of Life
15 コーンウォールヴィル Cornwallville
16 ニュー・ベイ New Bay
17 ザ・コミッショナー The Comissioner
18 ムハーラー Muhaarar

例によって多頭数で難解なレースですが、外枠が不利というのも毎年と同じでしょう。今年になって行われたトライアル、ジェベル賞とフォンテンブロー賞の勝馬は共に出走せず、混戦に拍車を掛けているようです。
人気は未だ見ていませんが、ジェベルの2・3着メイク・ビリーヴとサー・アンドリュー、フォンテンブローの2・3着カラーとザ・コミッショナーの4頭は順当と見て良いのでしょうか。

実績ではグリーナム・ステークスを勝ってこちらに遠征してきた英国のムハーラーが筆頭でしょうが、最悪の大外枠を引いてしまいました。同じく英国から遠征するゴドルフィンのマフトゥール、アイルランドのオブライエン厩舎が送りだすウォー・エンヴォイも争覇圏内。
オブライエン厩舎は去年のヴィンテージ・ステークスに勝ったハイランド・リールも出走させますが、英国のギニー・ダブルを達成したライアン・ムーアはこちらを選んできました。枠も絶好の7番枠、馬券を買うならこれでしょうか?

一方、

仏1000ギニーの枠順

01 ソフト・ドリンク Soft Drink
02 アイリッシュ・ルーキー Irish Rookie
03 カタール・ダンス Qatar Dance
04 セント・アマランテ Sainte Amarante
05 アメーナー Ameenah
06 ビリッシー Bilissie
07 クィーン・ビー Queen Bee
08 フォンテーヌリス Fontanelice
09 メキシカン・ゴールド Mexican Gold
10 ケヌースカ Kenouska
11 メイマラ Maimara
12 エルヴェディヤ Ervedya
13 ぺノルカ Penorka
14 ロイヤル・ラザルマ Royal Razalma

こちらは14頭立てといくらか頭数も少なく、大外の不利もいくらか緩和されそう。今年のトライアルのアンプルーダンス賞に勝ったエルヴェディヤ、グロット賞のメキシカン・ゴールドに、去年秋のミエスク賞を制したアメーナーの3強対決、となるかどうか?
牡馬版には英愛組がかなり遠征してきましたが、牝馬版はニューマーケットの1000ギニー(6着)から連闘になるアイリッシュ・ルーキー、2歳時にコーンウォーリス・ステークスに勝ったロイヤル・ラザルマだけでしょうか。オブライエン厩舎からの遠征は無く、ムーアも騎乗馬がありません。

カルヴァドス賞勝ちのクィーン・ビー、グロット賞2着のぺノルカ、今期2連勝のセント・アマランテにもチャンスがありそうですが、イタリアの最強2歳で吉田勝巳氏の所有に移ったフォンテーヌリスにも注目したいところ。

 

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