タペタから仏ダービーへ

昨日はシャンティー競馬場でもG戦が一鞍行われました。フランス・ダービーのトライアルとなるG戦の一つ、ギッシュ賞 Prix de Guiche (GⅢ、3歳牡、1800メートル)。soft の馬場に5頭立てと、今年は小頭数のトライアルが続きます。
これまで余り名前を耳にしたことが無かった馬が参戦する中、17対10の1番人気に支持されたのは、今期既に2戦2勝、2歳から通算しても5連勝中のウォー・ディスパッチ War Dispatch でした。

レースは3番人気(13対5)のインオーディネイト Inordinate が逃げ、ウォー・ディスパッチも離されず先行。残り1ハロンで抜け出したウォー・ディスパッチ、鞍上クリストフ・スミオンはムチを使うことなく、2番人気(11対5)のド・トレヴィーユ De Treville に1馬身4分の3差を付ける楽勝でした。更に1馬身4分の1差で最後方から追い込んだ4番人気(5対1)のピーメン・ルージュ Piment Rouge が3着。
ジャン=クロード・ルジェ厩舎のウォー・ディスパッチは、これまでタペタ・コース(オール・ウェザー、ポリトラック)で連勝してきた馬で、確か芝は初体験だったと思います。ルジェ師によれば同馬のダート血統を考えてのことだった由。因みに父はダンジク Danzig 産駒のウォー・フロント War Front 、母の父もアメリカで活躍しているアンブライドルズ・ソング Unbridled’s Song で、3代母はアメリカのGⅠ馬でもあります。
芝でも適性を証明したウォー・ディスパッチ、仏ダービーのオッズもレース前の14対1から9対1に上がりました。

 

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