メノッティの死

朝刊の死亡欄を見ていたら、メノッティの死が報じられていました。

正直な所、とうに過去の人だと思っていました。昔は彼のテレビ用に書いたオペラがNHKのFM放送で放送されていましたから、いくつかは聴いた記憶があります。
クリスマス用のテレビ番組も見たような薄々とした記憶が・・・。

現代の作曲家とはいいながら、いかにもイタリアの作曲家らしく馴染み易い音楽でしたっけ。

バーバーの歌劇「ヴァネッサ」が上演されたときに、台本がメノッティ作ということを知って、ヴェルディとボイートの関係を思い浮かべた記憶も残っています。

2月1日、モナコのモンテカルロで病没、95歳だったそうです。
アメリカでずっと活躍し、ピューリッツァ賞も二度受賞していましたから、アメリカの作曲家という印象が強かったし、本人もそう自称していたようですが、最後までイタリア国籍で通したのだそうですね。

「セバスティアン」というバレエ音楽を、確か東京交響楽団が演奏したような記憶があるのですが、確かめられません。大友直人さんだったか秋山和慶さんだったか・・・。

CDではつい最近、ヴァイオリン協奏曲が出ました。トッシー・スピヴァコフスキーのヴァイオリン、シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団のもの。初めてCD化されたものですね。解説にはエフレム・ジンバリストの委嘱で作曲され、オーマンディー指揮フィラデルフィア管弦楽団によって初演されたと書いてあります。
買っただけで未だ聴いていなかったもの。メノッティを偲んで聴いてみることにしましょうか。

ご冥福をお祈りしましょう。

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