プロムスのボストン響(1)
この週末はいろいろと忙しかったので、プロムスはパスしてしまいました。折角現地時間に追い付いたのに、また1日遅れになっています。
でもここまで来れば慌てることも無いでしょう。今日は22日、土曜日の分を聴きましょう
8月22日 ≪Proms 49≫
ブレット・ディーン Brett Dean/Dramatis personae
~休憩~
マーラー/交響曲第6番
ボストン交響楽団
指揮/アンドリス・ネルソンス Andris Nelsons
トランペット/ホーカン・ハーデンベルガー Hakan Hardenberger
ということで、土曜日と日曜日はアメリカの名門、ボストン交響楽団の登場です。今回はレヴァインの後任となる新しい首席指揮者で、第17代となる由のアンドリス・ネルソンス。同オケの最も若い首席指揮者と紹介されていました。
第1回のプログラムは2曲、前半が1961年にブリスベーンで産まれたオーストラリアの作曲家ブレット・ディーンのトランペット協奏曲。ベルリン・フィルのヴィオラ奏者を長年(15年間)務めた人で、今はフルタイムの作曲家ということになっています。
この曲はハーデンベルガーのために作曲されたもので、明確に分かれた3楽章構成。技巧的にも難しい作品と思われ、革命に倒れたヒーローというコンセプトだそうな。最後はあっけらかんとしたマーチで閉じられ、前半のハードな表情を聴いていると最後は拍子抜けします。
スコアはブージーから出版されていて、この出版社のオンライン・スコアに加入すればパソコン上で見ることも出来るようです。詳しくはこちら↓
http://www.boosey.com/cr/composer/Brett+Dean#
この日の写真を見ると、ハーデンベルガーは黄金色のジャケットで登場。出て来るなりブラヴォーの声が掛かるのは、恐らくこの派手なパフォーマンスに対してでしょう。
後半のマーラーも「斃れるヒーロー」という共通点があります。最近話題になっている第2・3楽章の順序は、一般的なスケルツォ・アンダンテの順でした。
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