ソンダーガード、今年3度目のプロムス登場

初めてのジャジャジャジャ~ン、古楽器系モーツァルトに続き、9月3日はソンダーガード3度目のプロムス登場でした。デンマークの指揮者3回目はマーラーがメインでしたが、隠れテーマはデンマークとスウェーデンです。

9月3日 ≪Prom 64≫
ニールセン/アラジン
トミー・アンダーソン B Tommy Anderson/パン Pan (BBC委嘱、世界初演)
     ~休憩~
マーラー/交響曲第4番
 BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 指揮/トーマス・ソンダーガード
 オルガン/デヴィッド・グード David Goode
 ソプラノ/クララ・エク Klara Ek

同郷の作曲家ニールセン生誕150年の一環が、冒頭のアラジン。私は何年か前にクリスチャン・ヤルヴィが取り上げるということで札幌まで出掛けて聴いた作品ですから、懐かしさも一入。興味深く楽しみました。
この組曲は全7曲で構成されていますが、今回ソンダーガードは第3曲「ヒンズーの踊り」と第4曲「中国の踊り」を省略しました。他意はないでしょう。
何と言っても面白いのは第5曲「イスパハンの市場」で、4つに分かれたオーケストラが、夫々勝手にアンサンブルを始めてしまいます。ここ、指揮者はどうするのかと札響のヤルヴィに注目していたら、夫々のアンサンブルは各群のリーダーが主導し、指揮者は専ら第1オーケストラを指揮していましたっけ。今回ソンダーガードがどのように扱ったかは、映像が無いので不明。

前半2曲目のアンダーソンという人は、1964年生まれのスウェーデンの作曲家。今回の世界初演の委嘱作は、オルガン協奏曲であり、交響詩でもあります。彼の作品はナクソスでも10曲ほど聴けますが、B.トミー・アンデションと表記されています。様々なサイトがありますが、プロフィールはこれが最も詳しそう。

http://www.planethugill.com/2014/08/b-tommy-andersson-new-bbc-now-composer.html

後半のマーラーは特に書くこともありませんが、ソリストはスウェーデンのソプラノで、北欧繋がりでもあります。
残念ながら第1楽章でトランペットが落ちる事故がありました。

 

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