独立記念日のG戦2鞍

今週のアメリカ競馬は、独立記念日の7月4日から土日にかけてほぼ毎日のようにG戦が組まれ、特に土曜日はニューヨークとシカゴでは祭典状態。どこまで忠実に追えるかは分かりませんが、何とかレポートして行く積りです。

その第1回は、独立記念日に組まれていたG戦2鞍から、先ずフィラデルフィア近郊、ペンシルベニア州パークス・レーシング競馬場で行われたドクター・ジェームス・ペニー・メモリアル Dr.James Penny Memorial (芝GⅢ、3歳上牝、8.5ハロン)です。firm の馬場に2頭が取り消して8頭立て、ここ3戦G戦で続けて入着しているエリシーズ・ワールド Elysea’s World が2対1の1番人気。前走ピムリコのギャロレット・ステークス(GⅢ)は3着でした。
逃げたのは7番人気(18対1)のサンダリング・スカイ Thundering Sky 、エリシーズ・ワールドは5番手を追走。しかし後方7番手から伸びたのは、本命馬と同じ厩舎の3番人気(7対2)フォースター・クルック Fourstar Crook で、3番手を進んだ6番人気(11対1)のマイ・インプレッション My Impression に2馬身4分の1差を付ける快勝です。2番手に付けていた2番人気(3対1)のカンボジア Cambodia が首差で3着に入り、エリシーズ・ワールドは5着敗退。
本命馬と同じチャド・ブラウン厩舎、ジョー・ブラーヴォ騎乗のフォースター・クルックは、一昨年10月にベルモント、4戦目で未勝利を脱してからここまで何と8連勝となる5歳馬。ステークスも4連勝で、G戦は初挑戦で初勝利となります。前走は今期初戦、5月末の一般ステークス(マウント・ヴァーノン・ステークス)で、今回のG戦が地元ニューヨークを初めて離れてのレースでした。

祭日のもう一鞍は、これが長かった冬/夏開催のグランド・フィナーレを迎えたサンタ・アニタ競馬場のアメリカン・ステークス American S (芝GⅢ、3歳上、8ハロン)。去年は5月6日に行われましたが、雨のためダートに変更されてGは剥奪された一戦。ハリウッド競馬場の閉鎖に代表されるように、カリフォルニアの競馬はこれまでの常識が通用しません。firm の馬場に1頭が取り消して8頭立て。三冠馬アメリカン・フェイロー American Pharoah のデビュー戦で同馬を破り、後にデル・マー・ダービー(GⅡ)とトゥワイライト・ダービー(GⅡ)に勝ったオム Om が、今期初戦ながらイーヴンの1番人気。
レースは大外8番枠から出た2番人気(5対1)のピー・ウィー・リース Pee Wee Reese が逃げ、オムは2番手追走。直線に入っても逃げ足が鈍らないピー・ウィー・リース、そのまま追走するオムに1馬身4分の3差を保ったまま鮮やかな逃げ切り勝ちです。5番手を追走していた3番人気(6対1)のアラート・ベイ Alert Bay が1馬身4分の1差で3着。
フィリップ・ダマト厩舎、ジョセフ・タラモ騎乗のピー・ウィー・リースは、これがG戦もステークスも初勝利となる4歳馬。去年8月、4戦目に初勝利を挙げてから一気に4連勝し、前走初めて挑戦したサンタ・アニタの一般ステークス(クリスタル・ウォーター・ステークス)で2着。そもそもこのレースには予定が狂い、追加登録料を支払って参戦するという幸運にも恵まれました。タラモ騎手はこのレース、最近7年間で5勝と大当たり。その中には同じダマト師の管理馬で同レースを2連覇したオビアスリー Obviously も含まれており、ピー・ウィー・リースには雰囲気的にオビアスリーを思い出させるものがあるのだそうです。

 

 

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です