ヨークはお流れか

本来なら今頃はデューク・オブ・マーマレイドとニュー・アプローチの対決について書いているはずですが、何とインターナショナルは流れてしまいました。
雨によるコース冠水が原因。英語では waterlogging と表記されます。
火曜日の朝の段階では予定通り開催される見込でしたが、そのあと再び豪雨がクナーヴェスマイヤ一帯を襲い、最終的に競馬場の責任者、ウイリアム・ダービー氏から開催中止が発表されました。
更に午後のチェックの結果、翌水曜日の開催も中止。木・金については翌日、即ち今日の天候状態と馬場状態を見て総合的に検討される由。
現時点では詳細が決定していませんが、土曜日に追加開催を行う案、重要なパターン・レースは他の競馬場に移して実施する案などが検討されているようです。
この所のヨーロッパは大雨の被害が続出しているようで、ヨークだけではなく水曜日のカーライル Carlisle 競馬場も中止が決定されましたし、金曜日のニューキャッスル Newcastle も開催できるか否か危ぶまれる状態。
イギリスだけではありません。この日もヨークに続いてアイルランドのトラレー Tralee 競馬場も冠水により開催が断念されました。
イギリスの競馬では waterlogging による開催中止は時々あることです。現に私が1976年の秋にアスコット競馬場に行く計画を立てていましたが、前日の夜、テレビで開催中止が発表されて愕然としたことがあります。当日アスコットに行ってみましたが、スウィンレー・ボトムという直線コースへの入口の辺りが完全に水没しており、なるほど、と思いましたね。
イギリスのコースは起伏に富んでいる分、大雨に遭遇するとアチコチに池が出来てしまうんです。
今朝の英国電子競馬新聞に、ヨーク競馬場に出来た「池」で犬が遊んでいる写真が掲載されていましたが、こればかりは天を仰ぐしかありません。
ということで、この競馬日記も暫く中断です。

 

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