今週はヨークのイボア開催

今日、8月19日からヨーク競馬場でイボア・ミーティングが始まります。去年もレポートしましたから、詳しいことは去年の版もどうぞ。
開催の名称であるイボア・ハンディキャップは勿論パターン・レースではありませんが、歴史のある名物ハンデ戦。このレースが行われるので、イボア・ミーティングということになっています。
イボア・ハンデ、従ってイボア開催が始まったのは1843年のこと、今年は165年目のシーズンです。
去年までは3日間開催でしたが今年から1日増え、火曜日から金曜日までの4日間開催に替わりましたね。イボア・ハンデは例年通り2日目の水曜日。
4日間で行われるパターン・レースは9レース。GⅠとしては、初日のジャッドモント・インターナショナル、3日目のヨークシャー・オークス、最終日のナンソープ・ステークスということになりますな。
初日のジャッドモント・インターナショナル Juddmonte International Stakes が早くも話題になっています。古馬チャンピオンであるデューク・オブ・マーマレイドと今年のダービー馬ニュー・アプローチの対決が見られそうだからです。
ところがこの所のヨーロッパはどこも雨続き。先週日曜日のドーヴィルも雨の重馬場でした。ヨークも例外ではなく、馬場は底なしの重馬場が予想されています。
これに難色を示したのがオブライエン陣営。昨日の時点では出否未定という発表でしたが、最終的には出走に踏み切るようです。ムルタ騎手は、真の名馬は馬場状態を問題にしない、として対決を心待ちにしている様子。枠順は既に決まっています。
01 フェニックス・タワー Phoenix Tower
02 スタッブス・アート Stubbs Art
03 ロブ・ロイ Rob Roy
04 レッド・ロック・キャニオン Red Rock Canyon
05 デューク・オブ・マーマレイド Duke of Marmalade
06 ハリカーナッサス Halicarnassus
07 ニュー・アプローチ New Approach
08 リンガリ Linngari
09 マルチディメンジョナル Multidimensional
10 チャンピオンシップ・ポイント Championship Point
11 パイプドリーマー Pipedreamer
以上ですが、既にマイケル・スタウト師はリンガリの出走取り消しを今朝発表したようです。
いずれ劣らぬ錚々たるメンバー。人気はデュークが5対4(2.25倍)でややリード、ダービー馬が6対4(2.5倍)で追走という状況のようですが、渋った馬場はニュー・アプローチに有利という見方が強いようで、最終的にはオッズも大接戦になりそうです。
かつて本命馬の墓場と呼ばれた「荒れるインターナショナル」。去年はダービー馬オーソライズドがキング・ジョージ馬ディラン・トーマスを破って本命サイドで決まりましたが、今年はどうなるでしょう。今からワクワクしますね。
結果は明日の朝。

 

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