予定通り開催されたメゾン=ラフィットG戦

前回のフランス競馬レポートでサン=クルーのキャンセルを紹介しましたが、その後「フランス競馬を救え」の意見を取り入れ、例えば6歳馬以上のフランス産馬に対する賞金加算額削減を緩やかにするなどの財政改善案を微調整し、フランス・ギャロと生産者・オーナー・調教師側が合意、無事に予算案は可決されたようです。キャンセルされたサン=クルーの代替競馬は行わないことも最終決定となりました。

ということで、昨日のメゾン=ラフィット競馬場で予定されていたG戦2鞍は無事に開催されました。フランスの競馬カレンダーでは最後から2番目と3番目のG戦です。
馬場は very soft 、先に行われたミエスク賞 Prix Miesque (GⅢ、2歳牝、1400メートル)は7頭立て。これと言った中心馬不在の中、前2走のGⅢ戦で何れも3着だったボニータ・フランシスカ Bonita Francisca と、前走2戦目でメゾン=ラフィットで初勝利を挙げたばかりのスパデイ Spaday が23対10のジョイント1番人気に並んでいました。

3番人気(31対10)のシエッラ Seaella が逃げて粘る所、先行しながら前が詰まって一旦は下がっていた4番人気(92対10)のスウィーティー・ドリーム Sweety Dream が盛り返し、逃げたシエッラを短首差捉えて優勝。外を通っていた6番人気(124対10)のモアソン・プレコーチェ Moisson Precoce が1馬身4分の1差で3着に入り、人気の2頭、ボニータ・フランシスカは7着最下位、スパデイも4着と夫々敗退に終わりました。
勝ったスウィーティー・ドリームはパスカル・ベイリー厩舎、グレゴリー・ブノア騎乗で、これで3戦2勝。シャンティーでデビュー勝ちしたものの、続く前走同じシャンティーの条件戦では13着に大敗していました。今回は本来の走りでG戦初勝利となります。

昨日のもう一鞍、セーヌ・エ・オワーズ賞 Prix de Seine-et-Oise (GⅢ、3歳上、1200メートル)は12頭と頭数が揃い、ここまでの実績から去年の勝馬ザ・ライト・マン The Right Man が3対1の1番人気。
頭数も揃ったことでレースは二手に分かれ、スタンド側は5番人気(17対2)のソン・セシオ Son Cesio が、馬場中央は8番人気(106対10)のホープレス Hopeless が逃げましたが、勢いはスタンド側。本命ザ・ライト・マンもスタンド側を先行し、馬場中央の先行から抜け出した4番人気(74対10)のゴールド・ヴァイブ Gold Vibe に1馬身4分の3差を付けて人気に応えるとともに、このレース2連覇を達成しました。逃げたソン・セシオが短頭差の3着。

デディエ・ギルマン師が管理し、フランソワ=クサヴィエ・ベルトラスが騎乗したザ・ライト・マンは、父が仏2冠のロペ・デ・ヴェーガ Lope de Vega 、3代母は凱旋門賞馬スリー・トロイカス Three Troikas という5歳せん馬で、今期はドバイのGⅠ戦(アル・クォーツ・スプリント)に勝ち、アスコットのダイアモンド・ジュビリーが11着、ドーヴィルのモーリス・ド・ギーストが7着と、GⅠ戦を選んで使われてきました。GⅢにクラスを落としたここでは、流石に格の違いを見せ付けた形です。ところでセーヌ・エ・オワーズ賞、2014年と2015年はガマース Gammarth が連覇、次の2年もザ・ライト・マンが連覇と言うことで、珍しい結果になったとも言えそうですね。

これでフランスの平場G戦も、残す所あと一鞍となりました。

 

 

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