迎春

2018年 迎春
あけましておめでとうございます。
毎年恒例、元旦はこのネタです。50年単位のアニヴァーサリーを迎える作曲家。

フランソワ・クープラン (1668-1733) 生誕350年 11月10日
ジョアキノ・ロッシーニ (1792-1868) 没後150年 11月13日
フランツ・ベルワルド (1796-1868) 没後150年 4月3日
シャルル・グノー (1818-1893) 生誕200年 6月17日
アンリ・シャルル・リトルフ (1818-1891) 生誕200年 8月7日
アリゴ・ボーイト (1842-1918) 没後100年 6月10日
フーバート・パリー (1848-1918) 没後100年 10月7日
クロード・ドビュッシー (1862-1918) 没後100年 3月25日
スコット・ジョプリン (1868-1917) 生誕150年 1月中頃
レオーネ・シニガリア (1868-1944) 生誕150年 8月14日
瀬戸口藤吉 (1868-1941) 生誕150年 6月29日
リリ・ブーランジェ (1893-1918) 没後100年 3月15日
バーナード・ロジャース (1893-1968) 没後50年 5月24日
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ (1895-1968) 没後50年 3月16日
カール=ビルガー・ブロムダール (1916-1968) 没後50年 6月14日
レナード・バーンスタイン (1918-1990) 生誕100年 8月25日
ゴットフリート・フォン・アイネム (1918-1996) 生誕100年 1月24日
ジョージ・ロックバーグ (1918-2005) 生誕100年 7月5日
ベルント・アロイス・ツィンマーマン (1918-1970) 生誕100年 3月20日
大栗裕 (1918-1982) 生誕100年 7月9日

ここ2年程、いわゆる大物のアニヴァーサリーはありませんでしたが、今年は注目すべき大作曲家を何人か見付けることが出来ます。その筆頭がドビュッシーでしょう。没後100年となる今年は、各オーケストラで特集を組むものと思われます。
同じく没後100年を迎えるのが、イタリア・オペラ界には欠かせないアリゴ・ボーイト。ボーイトは一般的にはヴェルディにオテロやファルスタッフのリブレットを提供した台本作者として有名ですが、作曲家としても歌劇「メフィストーフェレ」を残しています。その大作が今年、バッティストーニ指揮の東フィルで演奏されるのが話題でしょう。もちろんボーイト没後100年の企画です。

次いではバーンスタインの生誕100年が話題。日本のオーケストラはドビュッシーよりバーンスタインに注目しているようで、数多くのオーケストラが「バーンスタイン・プロ」を計画中。もちろん指揮者としての業績も見直されていくことになるでしょう。
クープラン、ロッシーニ、グノーなどにも改めて光を当てて欲しいものですが、上記のリストでスコット・ジョプリンは注意が必要かも。ラグタイムを創設した作曲家として通っていますが、実は生年ははっきりしません。1867年に産まれた可能性もあるそうで、1868年1月中旬頃というのは、その可能性の最も遅い場合なのだそうです。

日本人作曲家を二人挙げましたが、生誕150年(慶応4年生まれ!!、明治は9月8日から)の瀬戸口藤吉は知らない人がほとんどでしょう。しかし私のような老人世代なら、だれも彼の作品を聴いたことがある筈。あの「軍艦マーチ」を書いた方なんですね。
ということで、本年もよろしくお願い致します。

 

 

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