原色世界LP図鑑

昨日の話。
本郷のアカデミアから楽譜入荷の案内があったので、読響を聴きに行く序でに脚を伸ばしました。
本郷といっても地下鉄は南北線の後楽園が最寄り駅。溜池山王には乗り換え無しで20分もあれば着いてしまいます。
楽譜を精算して、ふと新刊書コーナーを見回していると、吃驚するような美麗本が展示してあるではありませんか。
CLASSIQUE、というタイトルの1冊で、副題が Cover Art for Classical Music 。
内容は、LPジャケットのカバー・アートに注目し、これを分類して優れたもの、典型的なものを図版で紹介したものです。
著者はドイツのコレクター、ホルスト・シェルグ博士。2008年ベルリンでの出版ですが、本文は英語です。
実はこれ、私がずっと昔から提唱してきた「原色世界LP図鑑」と呼べるもの。やられたか、というのが実感。
この新刊に掲載されているジャケットは全部で777点。膨大なLP資料から見れば九牛の一毛に過ぎませんが、見ているだけで愉しくなります。
視点はあくまでもヨーロッパですが、アメリカ、ロシア、東欧などの珍しいコレクションも多数載っていて溜息ものです。
それにしてもLP時代、音盤製作者は「実に良い仕事」をしていたんですねぇ。
本書、価格は待ち侘びている給付金程度ですが、将来プレミアがつくかも。

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