2009クレイヴァン/2日目
クレイヴァン・ミーティングの2日目、と言っても2日間開催ですから最終日です。目玉は開催のタイトルでもあるクレイヴァン・ステークスと、もう一つのパターン・レースであるアール・オブ・セフトン・ステークス。これらを中心にしたレポートです。
先ずクレイヴァン・ステークス(GⅢ、3歳、1マイル)は同じコース、同じ距離で行われる2000ギニーのトライアル。19世紀から続いている歴史あるレースですが、必ずしもクレイヴァン/ギニー・ダブルが実現するわけでもありません。
英国のクラシックに対する考え方は極めて多様で、アイルランドやフランスから挑戦する馬もいますし、ぶっつけ本番という馬も数多くいます。トライアルも様々、クレイヴァンだけが権威あるトライアルではありません。
日本では弥生賞かスプリングSから皐月賞が大半でしょうが、イギリスでは何が本命になるのか予断を許しませんね。
今年のクレイヴァンは最終的に8頭が登録してきましたが、直前でシティー・スタイル City Style が回避、7頭立てで行われました。
4対6の厚い本命に支持されたデレゲイター Delegator が圧勝しています。レーシング・ポストのビデオで見ることが出来ますが、最後方から進んで最後に抜け出す脚は桁違いでしたね。
2着にサン・フロンティエ Sans Frontiere が2馬身4分の3、3着は4分の3馬身でピュア・ポエトリー Pure Poetry 。
デレゲイターは2歳時3戦1勝、デューハースト5着で今期初戦でしたが、レースを覚えて本格化してきたようです。この勝利で2000ギニーの1番人気タイに推すブックメーカーも出てきました。
現在の本命はオブライエン厩舎のマスタークラフツマン Mastercraftsman で変わりありません。
調教師はブライアン・ミーハン Brian Meehan 。まだクラシックは未勝利ですが、レーシング・ポスト・トロフィーに勝ったクラウディッド・ハウス Crowded House も同厩。こちらはギニーを欠場してダービー路線を歩むことが決まっています。
騎手のジェイミー・スペンサーにもクラシック制覇の可能性が出てきました。スペンサーはかつてバリードイルの主戦騎手でしたが、イギリスのクラシックはセントレジャー(2003年のブライアン・ボルー Brian Boru)だけ。ここは久々のチャンス到来です。
古馬のマイルから10ハロン戦線の皮切りになるアール・オブ・セフトン・ステークス(GⅢ、4歳上、1マイル1ハロン)は当初10頭が出走する予定でしたが、何と3頭も直前取り消しが出て7頭立てのレース。
1971年創設の時にはラビング・ハウス・ステークス Rubbing House と呼ばれていましたが、1973年、前年に亡くなった第7代セフトン卿 Earl of Sefton を記念して改名されたレースです。
去年のクラシック戦線を賑わしたトゥワイス・オーヴァー Twice Over が出てきて1番人気(4対6)を集めましたが、結果3着敗退。
勝ったのはゴスデン厩舎、ヒルズ騎乗のタジーズ Tazeez でした。好位をキープして半マイル地点で先頭、そのまま追いすがる本命馬を振り切っています。
2着には追い込んだスティール・タンゴ steele Tango が3馬身半、トゥワイス・オーヴァーは更に2馬身突き放されてしまいました。
敗因は馬場がこの馬には良過ぎたということですが、次回の巻き返しなるか。
タジーズは去年の秋にニューマーケットでケンブリッジシャー・ハンデに勝った馬で、パターン・クラスでも通用することを証明して見せました。
ゴスデン師は昨日2勝、今日もこれが2勝目と快調に飛ばしています。
そのゴスデン厩舎のもう1頭は、この日の第1レース、ウッド・ディットン・ステークス Wood Ditton を制したミリタリスト Militalist 。
こちらはジミー・フォーチュンの手綱。
ウッド・ディットンはそれまで競馬経験の全くない3歳馬だけのレースで、時々大物が出現することで知られています。
ゴスデンさんによれば、ミリタリストはハンディキャップ・クラスで活躍するタイプになるだろう、とのこと。
二日目にはリステッドながら注目のスプリント戦が行われています。往年の名スプリンターに名を取ったアバーナント・ステークス(L、3歳上、6ハロン) Abernant Stakes 。
去年のスプリント戦線で話題をさらったスペインの英雄、エキアーノ Equiano 登場で1番人気(3対1)。
先行したタックス・フリー Tax Free との一騎打ちになりましたが、最後は半馬身ながら2着。元々ズブいタイプのエキアーノ、負けたとは言えシーズン順当な滑り出しでしょう。3着は1馬身差でノット・イン・ウッド Knot In Wood 。
勝ったタックス・フリー、7歳せん馬ですが、去年の6月以来という休み明け。年齢を加えるごとに強くなっている様子。
調教師はダンディー・ニコルス Dandy Nicholls 、騎手はフランシス・ノートン Francis Norton 。
先ずクレイヴァン・ステークス(GⅢ、3歳、1マイル)は同じコース、同じ距離で行われる2000ギニーのトライアル。19世紀から続いている歴史あるレースですが、必ずしもクレイヴァン/ギニー・ダブルが実現するわけでもありません。
英国のクラシックに対する考え方は極めて多様で、アイルランドやフランスから挑戦する馬もいますし、ぶっつけ本番という馬も数多くいます。トライアルも様々、クレイヴァンだけが権威あるトライアルではありません。
日本では弥生賞かスプリングSから皐月賞が大半でしょうが、イギリスでは何が本命になるのか予断を許しませんね。
今年のクレイヴァンは最終的に8頭が登録してきましたが、直前でシティー・スタイル City Style が回避、7頭立てで行われました。
4対6の厚い本命に支持されたデレゲイター Delegator が圧勝しています。レーシング・ポストのビデオで見ることが出来ますが、最後方から進んで最後に抜け出す脚は桁違いでしたね。
2着にサン・フロンティエ Sans Frontiere が2馬身4分の3、3着は4分の3馬身でピュア・ポエトリー Pure Poetry 。
デレゲイターは2歳時3戦1勝、デューハースト5着で今期初戦でしたが、レースを覚えて本格化してきたようです。この勝利で2000ギニーの1番人気タイに推すブックメーカーも出てきました。
現在の本命はオブライエン厩舎のマスタークラフツマン Mastercraftsman で変わりありません。
調教師はブライアン・ミーハン Brian Meehan 。まだクラシックは未勝利ですが、レーシング・ポスト・トロフィーに勝ったクラウディッド・ハウス Crowded House も同厩。こちらはギニーを欠場してダービー路線を歩むことが決まっています。
騎手のジェイミー・スペンサーにもクラシック制覇の可能性が出てきました。スペンサーはかつてバリードイルの主戦騎手でしたが、イギリスのクラシックはセントレジャー(2003年のブライアン・ボルー Brian Boru)だけ。ここは久々のチャンス到来です。
古馬のマイルから10ハロン戦線の皮切りになるアール・オブ・セフトン・ステークス(GⅢ、4歳上、1マイル1ハロン)は当初10頭が出走する予定でしたが、何と3頭も直前取り消しが出て7頭立てのレース。
1971年創設の時にはラビング・ハウス・ステークス Rubbing House と呼ばれていましたが、1973年、前年に亡くなった第7代セフトン卿 Earl of Sefton を記念して改名されたレースです。
去年のクラシック戦線を賑わしたトゥワイス・オーヴァー Twice Over が出てきて1番人気(4対6)を集めましたが、結果3着敗退。
勝ったのはゴスデン厩舎、ヒルズ騎乗のタジーズ Tazeez でした。好位をキープして半マイル地点で先頭、そのまま追いすがる本命馬を振り切っています。
2着には追い込んだスティール・タンゴ steele Tango が3馬身半、トゥワイス・オーヴァーは更に2馬身突き放されてしまいました。
敗因は馬場がこの馬には良過ぎたということですが、次回の巻き返しなるか。
タジーズは去年の秋にニューマーケットでケンブリッジシャー・ハンデに勝った馬で、パターン・クラスでも通用することを証明して見せました。
ゴスデン師は昨日2勝、今日もこれが2勝目と快調に飛ばしています。
そのゴスデン厩舎のもう1頭は、この日の第1レース、ウッド・ディットン・ステークス Wood Ditton を制したミリタリスト Militalist 。
こちらはジミー・フォーチュンの手綱。
ウッド・ディットンはそれまで競馬経験の全くない3歳馬だけのレースで、時々大物が出現することで知られています。
ゴスデンさんによれば、ミリタリストはハンディキャップ・クラスで活躍するタイプになるだろう、とのこと。
二日目にはリステッドながら注目のスプリント戦が行われています。往年の名スプリンターに名を取ったアバーナント・ステークス(L、3歳上、6ハロン) Abernant Stakes 。
去年のスプリント戦線で話題をさらったスペインの英雄、エキアーノ Equiano 登場で1番人気(3対1)。
先行したタックス・フリー Tax Free との一騎打ちになりましたが、最後は半馬身ながら2着。元々ズブいタイプのエキアーノ、負けたとは言えシーズン順当な滑り出しでしょう。3着は1馬身差でノット・イン・ウッド Knot In Wood 。
勝ったタックス・フリー、7歳せん馬ですが、去年の6月以来という休み明け。年齢を加えるごとに強くなっている様子。
調教師はダンディー・ニコルス Dandy Nicholls 、騎手はフランシス・ノートン Francis Norton 。
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