ジョン・ノゴーント・ステークス

ダービーを翌週に控えたヨーロッパ、この週末は嵐の前の静けさです。そんな中、昨日はヘイドック競馬場でタイムフォーム・ジャリー・ステークス(GⅢ、4歳上、7ハロン30ヤード)が行われました。

「タイムフォーム審判賞」とでもいうような意味でしょうが、かつてジョン・ノゴーント・ステークス John Of Gaunt Stakes と呼ばれていたレース。現在でもこのレース名で登録されていますから、これまで通りジョン・ノゴーントで通用するはずです。

ジョン・ノゴーントとは14世紀の初代ランカスター卿を名乗った人物で、100年戦争で活躍した人。出身地がベルギーのヘント Ghent だったからの命名ですね。
ヘイドック競馬場はランカシャーを代表するコースなので、ここで行われるわけ。2008年からGⅢに格上げされたばかりです。

今年は9頭が出走、人気は割れてGⅠ勝馬(去年のジャン・プラ賞)のロード・シャナキル Lord Shanakill と去年のこのレースの勝馬メイン・エイム Main Aim が並んで2対1に支持されていました。

レースは人気2頭が先行する展開。スタートでハナを奪ったロード・シャナキルを、大外枠から出たメイン・エイムが早めに2番手で追走します。
そのまま直線の競り合いに持ち込まれ、メイン・エイムがロード・シャナキルを競り落とした所に内からドンカスター・ローヴァー Doncaster Rover が追い上げたところがゴール。

1着メイン・エイムと2着ドンカスター・ローヴァーの着差は4分の3馬身。3着には中団から追い上げたドリーム・イーター Dream Eater が同じく4分の3馬身で続きました。
力尽きたロード・シャナキルは半馬身及ばず4着という結果。

去年に続いて2連覇となったメイン・エイムは、サー・マイケル・スタウト師の管理馬。騎乗したライアン・ムーアは、2008年のメジャー・カドー Major Cadeaux から続いて3連覇達成。このレースの最多勝利騎手に上がっています。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください