オオミズアオ

気象庁は昨日、関東地方の梅雨明けを発表したそうで、今日も朝からグングン気温が上がっています。
夕べも寝苦しく、目が覚めたら午前4時。日の出を待って散歩に出てしまいました。
流石に5時から外をふらついている人は少なく、想像を逞しくすれば別荘地の朝を散歩しているような気にならないでもありません、うん。
山王の蘇峰公園に上がる手前、某上場企業の独身寮の庭。いやらしいほどに背丈を増してきたヒメムカシヨモギの葉先に、オオミズアオが止まっているのを見つけました。
(もしかしたらヒメムカシヨモギではなく、オオアレチノギクかも知れません。植物はまだまだ知らないことが多過ぎます)
オオミズアオはいわゆる美麗蛾で、その青白く透き通った翅の美しさと大きさに圧倒されます。
東京都内でも珍しいものではないと思いますが、やはり目の前に鎮座していれば嬉しくなります。早起きは三文の得。
最近の記憶では、四谷土手の桜からバサッと落ちてきたものを見たのと、子供の昆虫採集に付き合って等々力渓谷で見つけたものくらいでしょうか。
食草は幅広く、カエデやザクロが観察されていますし、梅や桜のバラ科もいけるそうです。
桜などは都会では何処でもありますから、存外オオミズアオはたくさんいるのかもしれませんね。要するに人間の目が節穴だ、ということ。
オオミズアオの学名、その種名はアルテミスだったと思います。正に「月の女神」。良い名前が付いているじゃありませんか。
眼に涼しいオオミズアオを探して、今年の夏はせいぜい早起きに励みましょうか。
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