東京交響楽団の2008/2009

音楽ネタ

昨日、東京交響楽団の演奏会に行ってプログラムを受取ったら、来期の予定表が挟まれていました。定期会員には既に配られているのでしょうから、ニュースというほどではないのかも知れません。会員でない私は、初めて知りました。
人の噂に、来年はシューベルト・チクルスがあると聞いていました。口の悪い連中は、ゲルギエフにギャラをたくさん支払ったので、来期は日本人指揮者ばっかり、とも。

で、早速チェックしました。
なるほどシューベルト・チクルスがメインのようです。交響曲は「ザ・グレイト」を除き、全てスダーンが定期演奏会で振りますね。おこぼれが川崎でも2回。2009年3月定期では「未完成」と「ロザムンデ」全曲が組み合わされています。個人的には、これが良さそう。ロザムンデは常々全曲演奏すべきだと考えていましたから、出来れば聴きたい。合唱の素晴らしい作品が多く含まれていて、東響コーラスは今からワクワクしているでしょう。

秋山・大友・飯森3氏もシューベルトをやりますが、序曲とか舞曲、果てはベリオの編曲ものと、彩りを添える役目みたいですね。

大きな目玉に、ジョン・アダムズのオペラ「フラワリング・ツリー」の日本初演が挙がっています。2008年12月、大友氏の指揮。
最近アチコチで取り上げられている話題作のようで、内容はこんなもの。ブージー・アンド・ホークス社のホームページで大々的にキャンペーン張ってます。

http://www.boosey.com/pages/cr/news/further_info.asp?NewsID=11508&LangID=

でも、アダムスってねぇ。エル・二ーニョも今一つピンと来なかったし、う~ん、厳しいかも。

来期の大友さん、ブージー社のスコアを徹底的に取り上げる積りらしく、エルガーの威風堂々行進曲を全部やるのは序の口、マクミランの「イゾベル・ゴーディーの告白」、マックスウェル=デーヴィスの「オークニー諸島の婚礼と日の出」、アレンスキーの第2ピアノ協奏曲。まとめて取り上げるとレンタル料が割引になるのかしら、な~んて勘繰っちゃいます。

それにしても民間オーケストラが、これだけコストの嵩む曲を取り上げる精神は褒め称えたいですね。お役所オケが手を出さないものは民間が被るしかないのか。せいぜい頑張って大友直人応援団を立ち上げようか。

その他で興味があるのは、個人的には広上淳一が名曲全集で「シェエラザード」を振ること位かな。来期の東響も摘み食いに終始します。

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