ニューマーケット・オクトーバー・ミーティング

昨日から3日間、ニューマーケット競馬場のオクトーバー・ミーティングが開催されます。現在ではケンブリッジシャー・ミーティングとも呼ばれるようですけど。

この開催の目玉は3鞍のGⅠ戦ですが、初日の昨日はパターン・レース一鞍。サマーヴィル・トトソール・ステークス(GⅢ、2歳牡せん、7ハロン)は牝馬には出走資格がなく、牡馬とせん馬のための2歳戦です。

1頭取り消しがあり7頭立て。1番人気はパターン・レース初挑戦ながら3連勝中のロイヤル・イクスチェンジ Royal Exchange でした。前走は追った所の無い楽勝でしたし、エリザベス女王の所有馬、2歳戦に強いハノン/ヒューズ・コンビということでも期待が高い存在。

レースはダッシュ良く飛び出したリルーテッド Rerouted がハナを切りましたが、他馬も差なく追走。本命ロイヤル・イクスチェンジは定位置の最後方から進む展開です。

ゴール前1ハロン、追走グループからサリー・スター Surrey Star と2番人気のザ・パディマン The Paddyman が並び掛け先頭を争う勢いでしたが、一旦交わされたリルーテッドがしぶとく二の足を使い、短頭差差し返した所がゴール。2着はサリー・スターでした。
1番人気のロイヤル・イクスチェンジもよく追い込みましたが、重馬場に切れ味を殺されたか半馬身届かず3着。一旦は勝つかに思われたザ・パディマンは4着に終わりました。

勝ったリルーテッドは8対1の伏兵(5番人気)。パターン・レース初挑戦での初勝利です。
バリー・ヒルズ厩舎の所属馬で、鞍上はヒルズ師の子息マイケル・ヒルズ。馬主カーリッド・アブダッラーとヒルズ師は、2006年のサウザンド・ワーズ Tousand Words に続きこのレース2勝目。

前々走、前走と期待されながら勝ち切れなかった同馬、3度目の正直で厩舎の期待に応えた形です。
このレースに勝った馬はデューハースト・ステークスかレーシング・ポスト・トロフィーに向かうのが定石ですが、陣営では10月23日のホーリス・ヒル・ステークスを目指す意向。

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