イヴニングのGⅢ二題

レパーズタウン競馬場のイヴニング開催、昨日はGⅢレースが二鞍行われました。
まず2歳馬によるタイロス・ステークス(GⅢ、2歳、7ハロン)。一昨年からパターン・レースに格上げされたばかりですが、最初(2007年)はニュー・アプローチ New Approach が、去年はリップ・ヴァン・ウィンクル Rip Van Winkle が勝っており、早くも有力2歳馬の登竜門となりつつあるレースです。
今年も大物と期待される馬が誕生しました。僅か5頭立てながら、スタート良く飛び出したまま他を全く寄せ付けず逃げ切り勝ちを演じたのが、1対2の圧倒的本命馬ケイプ・ブランコ Cape Blanco 。
2着マルファーチ Marfach に3馬身半差を付けていました。3着は短頭差の接戦でパーフェクト・シンメトリー Perfect Symmetry 。
勝ったケイプ・ブランコはエイダン・オブライエン厩舎、ジョニー・ムルタ騎乗で、早くもバリードイルのエース格に登場してきました。
ガリレオ Galileo の産駒。これで2戦2勝となり、来年の2000ギニーに16対1のオッズが出されています。
もう一つはメルド・ステークス(GⅢ、3歳上、1マイル2ハロン)。8頭立て。
前走カラーのトトソルズ・ゴールド・カップ(GⅠ)を制したカジュアル・コンケスト Casual Conquest が登場し8対13の1番人気に支持されましたが、GⅠ馬のペナルティー、背負った10ストーンが響いたのか3着に敗退。
勝ったのは10対1の穴馬シーズ・アワ・マーク She’s Our Mark 、2着は短頭差で更に大穴28対1のロード・アドミラル Lord Admiral 、1馬身4分の1遅れてカジュアル・コンケストの順でした。
オブライエン厩舎のレッド・ロック・キャニオン Red Rock Canyon がいつものように逃げ、カジュアル・コンケストがこれを捉えて先頭に立ったまでは順当に見えたのですが、そこからは重馬場と負担重量が堪えたのか、いつもの伸び脚が見られませんでした。
勝ったシーズ・アワ・マークは重馬場を得意とする小柄な牝馬。パット・フリン調教師の管理馬、ダニー・グラント騎乗でした。
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