ニューマーケット・チャンピオンズ・ミーティング初日

いよいよニューマーケットも大詰めを迎えています。10月中旬、伝統のホートン・ミーティングが開幕しました。この開催、昨今はメインであるチャンピオン・ステークスから名を取って「チャンピオンズ・ミーティング」と呼ばれているようですが。

ニューマーケットはこれで終わりではなく、まだ「ファイナル・ミーティング」の二日間が残っているはずですが、パターン・レースは今週が最後です。

何と言っても今日、二日目がニューマーケットのビッグ・ディで、パターン・レースが6鞍も組まれています。その前に金曜日はパターン・レースが一つ行われました。

ダーレー・ステークス(GⅢ、3歳上、1マイル1ハロン)は2003年からGⅢに格上げされた重賞。当初14頭が登録していましたが、2頭取り消して12頭立て。

1番人気(9対4)は漸く復調の兆しが見えてきたゴドルフィンのリオ・デ・ラ・プラタ Rio de La Plata でしたが、直線伸び足を欠いて5着に敗退してしまいます。

レースはシューパシューズ Supaseus の逃げを数頭が一団で追走する展開。その中から早めに先頭に立ったスティール・タンゴ Steele Tango を、内に進路を変えたグラス・ハーモ二アム Glass Harmonium が交わして逃げ切るかに見えた時、再びスティール・タンゴが二の足を使っての差し切り勝ちとなりました。25対1のサプライズ。

1着スティール・タンゴと2着グラス・ハーモ二アムの着差は頭。3着には2馬身半遅れてパラヴィチーニ Palavicini が入っています。

勝ったスティール・タンゴ、今シーズンはパターン・レース中心に使われてきましたが勝てず、これがパターン・レース初制覇となりました。
エクリプス・ステークス5着は健闘でしたが、前走の凱旋門賞はどん尻負けを喫していた馬です。

調教師はロジャー・ティール師、騎手はライアン・ケニリーでした。

ところで今日はチャンピオン・ステークスです。既に前日に枠順が発表されていますので、ザッと紹介しておきましょうか。

01 フォーゴットゥン・ヴォイス Forgotten Voice
02 サリスカ Sariska
03 ドクター・フレマントル Doctor Fremantle
04 パイプドリーマー Pipedreamer
05 フェイム・アンド・グローリー Fame And Glory
06 ヴァーチャル Virtual
07 カンパノロジスト Campanologist
08 トゥワイス・オーヴァー Twice Over
09 アルパイン・ローズ Alpine Rose
10 セット・セイル Set Sail
11 シティー・リーダー City Leader
12 バーシバ Barshiba
13 マワテーク Mawatheeq
14 ネヴァー・オン・サンデー Never On Sunday

なかなか豪華な顔ぶれ、この日記でもお馴染のメンバーが揃いました。
凱旋門賞で敗れたフェイム・アンド・グローリー(愛ダービー)と、凱旋門を回避したサリスカ(オークス)のクラシック馬対決が見どころでしょうが、古馬たちも多士済済。
あるいはジャパン・カップに参戦する馬も出てくるかもしれませんから、要チェックでしょう。

去年は凱旋門を回避したニュー・アプローチが勝って有終の美を飾りましたが、さて今年はどうなるか。

 

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