メルボルン・カップ2010

既に日本でも報道されていますが、昨日オーストラリアのフレミントン競馬場でメルボルン・カップが行われました。去年も日記に取り上げていましたっけ。

メルボルン・カップは一種のお祭り。南半球は今が春真っ盛りという気候で、日本ならゴールデンウィークの感覚でしょうか。
どうやら前日は雨だったみたいで、馬場はボコボコに掘れるくらいの重馬場でした。

例によって南半球の競馬は守備範囲外ですが、今年はフランス調教馬が快勝しましたね。アラン・ド・ロワイヤー=デュプレ師が管理するアメリケン Americain 。今年ドーヴィルでケルゴレー賞に勝った馬ですね。

調教こそフランスですが、生産地はアメリカですし、ジョッキーは香港をベースに国際的に活躍しているジェラール・モッセ。馬主は地元メルボルンの人で、正に国際レースに相応しい勝馬だったと言えるでしょう。

大舞台を制したモッセ騎手、“ボクはお酒は飲めないんだけど、今晩だけはシャンペンでお祝いだ” と喜色満面でした。

伝統のメルボルン・カップは今年が150回目の節目の年で、ヨーロッパ馬がこの3200メートル戦を制したのはこれが3回目。フランスの勝利は初めてです。
これまでの2回はいずれもアイルランドのデルモット・ウェルド師が管理した馬で、1993年のヴィンテージ・クロップ Vintage Crop 、2002年がメディア・パズル Media Puzzle 。

メルボルン・カップは、地元のバート・カミングス調教師がこれまで12勝していて、今年もソー・ユー・シンク So You Think という馬が圧倒的な人気に推されていたんだそうです。
トライアル的なコックス・プレートに勝って(自身2勝目だそうな)いて、ここは負けっこないという前評判。何でも、ここ39年で最も配当の低い1番人気だったとか。

その本命馬が直線で先頭に立った時にはスタンドから大歓声が起きましたが、大外から追い込んだアメリケンの脚は抜群でしたね。並ぶ間もなく交わしていきました。

2着にはマラッキーディ Maluckyday がゴール直前でソー・ユー・シンクを捉え、本命馬は3着に終わっています。

その他のヨーロッパ勢では、6着のホルベルク Holberg (デットーリ騎乗、ゴドルフィンの馬)が最高で、3勝目を狙ったウェルド厩舎のプロフォンド・ビューティー Profound Beauty は17着と凡走でした。

日本から遠征したトウカイトリックは12着。先ほど映像を見ましたが、直線では唯1頭内を衝くようなレース内容で、馬場は相当な重馬場でしたから、とったコースも悪かったんじゃないでしょうかね。
そもそもトウカイトリックは50対1というオッズでしたから、12着なら好走の部類でしょう。

去年の日記で当日のフォトアルバムを紹介していましたから、今年も見てもらいましょうか。↓

http://gallery.sportinglife.com/Gallery_Detail/0,17732,13262_6481866,00.html

去年に比べると、美女軍団よりサラブレッドの方が露出度が高いみたいで残念ですけど…。

お、ジャガーメイルで天皇賞に勝ったウィリアムズ君も写ってるゾ。なんかハットトリックを達成したみたい。

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