競走馬のウサイン・ボルト
一昨日の凱旋門賞の興奮は未だ覚めやりませんが、昨日アイルランドに戻ったシー・ザ・スターズをレポートする記事の中に、“He is the Usain Bolt of the equine world ” という表現を見つけて思わず笑ってしまいました。
この後ブリーダーズ・カップに出るかどうかが関心事ですが、ここに登録したのはロンシャンが重馬場になったときのオプションだったのだそうで、凱旋門賞を制した現在では、出否の可能性は五分五分でしょう。
六ヶ月間でGⅠに6勝して負け無しというのは、考えられる範囲で最高の偉業。いずれにしても最終締め切りの2週間後には決定が下されるはずです。
1945年から凱旋門賞を見続けているというヴェテラン・ジャーナリストは、その現場に立ち会えたことを最大の名誉とし、シー・ザ・スターズとしても最高のレースだったと断じています。
日本からの参戦が無かったためにロンシャン行きをキャンセルした人達、最大の判断ミスをしたとしか言いようがありません。
せめてそういう方達のために、当日のフォト・アルバムを紹介しましょう。↓
http://gallery.sportinglife.com/Gallery_Detail/0,17732,13262_5606954,00.html
昨日帰厩したシー・ザ・スターズ、予定より若干時間が掛かったようですが、飼葉をぺロリとたいらげ、状態は凱旋門当日より更に良くなっている由。↓
http://gallery.sportinglife.com/Gallery_Detail/0,17732,13262_5609618,00.html
サラブレッド300年の歴史で、彼こそが究極だとする論評も出るほど。
各種レーティングが彼をどう評価するかは今後ですが、評価はあくまでも競馬での結果が基準。必要以上には大きく勝たないシー・ザ・スターズ、下される評価以上に強いということを含んでおいたほうが良いと思います。
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