プロムスのベートーヴェン・ツィクルス6

聴いてしまいましたので書いちゃいましょう。昨日行われたプロムスです。プロムスのホームページも意識的にいつもより一日早くアップしたみたい。

≪Prom 18≫
ベートーヴェン/交響曲第9番
 管弦楽/ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
 指揮/ダニエル・バレンボイム
 ソプラノ/アンナ・サミュイル
 メゾ・ソプラノ/ワルトラウト・マイヤー
 テノール/ペーター・ザイフェルト
 バス/ルネ・パぺ
 合唱/英国ナショナル・ユース合唱団(合唱指揮/ロバート・アイザックス)

バレンボイム/ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団によるベートーヴェン・チクルスの最終回、第9一曲だけのプログラム。この回だけは夕方4時半に開演し、8時5分前に終演だったようです。
もうお分かりでしょう。この日のロンドン五輪の開会式直前に行われたコンサートです。もちろん偶然に第9だったわけじゃなく、最初から仕組まれていたもの。確信犯ですね、バレンボイムらしい演出。

今朝NHKテレビを見ていた人は気が付いたかと思いますが、開会式の最後の方でバレンボイムも出てきましたね。五輪旗を国連事務総長と共に運んでました。プロムス知らない人は、何でバレンボイムが、と思ったかもしれません。尤もバレンボイム知ってる人がどれだけいたか・・・。

ということで、この第9も大変な歓迎でしたね。日本みたいに彼の地では第9はいつも演奏されているわけではありませんから、効果はより大きかったかも。
ベーレンライター版などではなく、昔ながらの第9。第2楽章では盛大なホルン加筆や、ヴァイオリンのオクターヴ上げも実行。例の歓喜の主題もフルトヴェングラーに倣って弱音ギリギリで弾かせていたのも判りましたね。
ソリストは第2楽章と第3楽章の間で入場させたようで、ここだけ拍手が起きていました。歌手ですが、私はソプラノだけは感心しませんでした。

これで今年のプロムスの目玉が一つ終わった感じ。まだまだ76分の18ですけど。

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