日曜日のサンランドとサンタ・アニタ

日記との格闘、やっとのことで日曜日のアメリカ競馬レポートにまで辿り着きました。この日はサンランド競馬場とサンタ・アニタ競馬場で夫々一鞍づつのG戦。
先ずはサンランド・パーク競馬場のサンランド・ダービー Sunland Derby (GⅢ、3歳、9ハロン)を紹介しましょう。これもケンタッキー・ダービー・トライアルとして勝馬に50ポイントが与えられる一戦、fast の馬場に9頭が出走してきました。6対5の1番人気は、バファート厩舎の上がり馬ガヴァナー・チャーリー Govenor Charlie 。ステークス初挑戦、未知の存在です。
土曜日のアメリカ競馬は5鞍のG戦で1番人気が尽く敗れる波乱でしたが、漸くここに来て本命馬が制する所となりました。2頭の先行馬を3番手でマークしたガヴァナー・チャーリー、直線で危な気なく抜け出すと、2着ショー・サム・マジック Show Some Magic に5馬身の大差を付ける圧勝です。3馬身4分の1差3着にはプレッチャー厩舎のエイブラハム Abraham の順。勝時計1分47秒54はトラック・レコードでしたから、案外大物かも知れません。
勝馬を管理するボブ・バファート師にとっては2勝目となるサンランド・ダービー、マーチン・ガルシアが騎乗していました。ガヴァナー・チャーリーは4戦して2勝目、前走に続き連勝でG戦初勝利を飾っています。

そしてサンタ・アニタ競馬場からはサンタ・アナ・ステークス Santa Ana S (芝GⅡ、4歳上牝、9ハロン)。firm の芝コース、予定通り6頭が出走してきました。この週末G戦は1頭の取り消しも無かったのが珍しいと言えるでしょうか。1番人気は3歳時にGⅠ戦に2勝しているレディー・オブ・シャムロック Lady of Shamrock 、4歳初戦の貫録勝ちに期待が集まり、オッズはイーヴンでした。
ところがマイク・スミス騎乗のレディー・オブ・シャムロック、スタートで後手を踏み、最後方からの競馬。結果論ではありますが、これが最後まで響いたようです。レースはクワイエット・オアシス Quiet Oasis 、スマーティー・ビー Smarty B 、ア・ジェアラス・ウーマン A Jealous Woman と人気の無い馬たちが先行する流れ、後方2番手から4番手に進出した2番人気(2対1)のティズ・フラーテイシャス Tiz Flirtatious が直線で逃げ馬を捉え、2着以下に1馬身差で優勝。レディー・オブ・シャムロックも最後方から鋭く追い上げましたが、逃げたクワイエット・オアシスを頭差交わして2着に入る所まで。やはり後手を踏んだことが惜しまれる内容でした。
マーチン・ジョーンズ厩舎、今回が初騎乗となるジュリアン・ルパルー騎乗のティズ・フラーテイシャスは、意外にも念願のG戦初制覇。これで9戦6勝の成績となります。

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