荒れたダブルドッグデア・ステークス

4日連続でG戦が続くキーンランド競馬場、二日目の4月19日にはダブルドッグデア・ステークス Doubledogdare S (GⅢ、4歳上牝、8.5ハロン)が行われました。馬場は fast 、2頭が取り消して6頭立て。6対5の1番人気に支持されたミスティカル・スター Mystical Star は、昨年6月にベルモントでニュー・ヨーク・ステークス(芝GⅡ)に勝ち、秋のスピンスター・ステークス(GⅠ)でも2着した馬。今年も前走タンパ・ベイのヒルスボロー・ステークス(芝GⅢ)3着でシーズンをスタートしていました。
レースの主導権を握ったのは、ロージー・ナプラヴニクが騎乗する4番人気(8対1)のアイス・クリーム・サイレンス Ice Cream Silence 。2番枠スタートから終始内ラチ沿を通って平均ペースに持ち込みます。これを外から5番人気(9対1)のロザリオ騎乗シスターフード Sisterhood が、続いては3番人気(9対2)のロッタ・ラヴィン Lotta Lovin が競り掛けますが、自分のペースを維持したアイス・クリーム・サイレンスが巧みに凌いでの逃げ切り勝ちです。一旦控えたシスターフードが盛り返して首差の2着、3馬身差の3着には後方から追い込んだ最低人気(11対1)のアーテムス・キッテン Artemus Kitten が入り、人気のミスティカル・スターは4着まで。以下ロッタ・ラヴィン5着、一昨年のクィーンズ・プレート(カナダ最高のクラシック・レース)覇者で2番人気(2対1)のイングローリアス Inglorious がどん尻と、人気上位3頭が何れも4着以下という波乱の結果になってしまいました。
ジョージ・アーノルド厩舎のアイス・クリーム・サイレンスは、これがG戦初勝利。去年チャーチル・ダウンズで一般ステークスに勝ち、6月末のアイオワ・オークス(GⅢ)で2着。その後は脚部不安で休養し、前走ガルフストリームのインサイド・インフォメーション・ステークス(GⅡ)7着で現場復帰を果たしていました。

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