そしてハリウッドも
昨日の日曜日、ハリウッド競馬場で今年最初のG戦が行われました。4月25日に開幕したハリウッド、この競馬場は1938年開設ですから、今年は75周年の記念の年になります。
日曜日にメインレースが行われることが多いハリウッド、最初は今年第52回を迎えるウィルシャー・ハンデキャップ Wilshire H (芝GⅢ、3歳上牝、8ハロン)です。firm の馬場に8頭立て。3対2の1番人気は、去年までイギリスのレイフ・ベケット厩舎に所属していたムーンズ・マイ・ネーム Moone’s My Name 。1マイルのハンデ戦に3勝した実績があり、4月サンタ・アニタでのアメリカ・デビュー(1マイルの一般ステークス)で首差2着した5歳馬。2戦目でのアメリカ初勝利を目指します。
レースは最低人気(28対1)リトル・エミリー Little Emily の逃げ、慣れないスターティング・ゲート故か出遅れたムーンズ・マイ・ネームは最後方を追走。3番手から2番手に上がった2番人気(3対1)のヘロー・ドリー Halo Dolly が直線で抜け、2着に追い込むロング・フェイス Long Face に1馬身半差を付けて快勝。本命ムーンズ・マイ・ネームも直線で外から鋭い脚を使いましたが、写真判定で半馬身差3着に食い込むのが精一杯でした。しかしアメリカのレース・スタイルに慣れてくれば、G戦に勝つのは時間の問題でしょう。
勝ったハロー・ドリーは、2頭出しジェリー・ホーレンドルファー師が管理する5歳馬(もう1頭のエセンティーピー Esentepe はハナ差4着)で、同馬とは初コンビとなるラファエル・ベハラノが騎乗していました。去年は12戦7勝、デル・マー競馬場でイエロー・リボン・ハンデ(芝GⅡ)を制しており、G戦は2勝目となります。前走ゴールデン・ゲートで行われた芝コースの一般ステークスでは1番人気で3着、敗因は柔かい馬場でした。これが今期の初勝利で、4連敗に終止符を打った一戦。
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