スーパー・サンデーのスポーツは?
当ブログのアメリカ競馬カテゴリーを読まれている方は、アメリカ競馬のメインが土曜日であることはご存知でしょう。冬場は施行されるG戦も少なく、土曜日だけを注目していれば良かったのですが、2月に入ってそろそろ日曜日にもG戦が組まれるようになってきました。
で、2月最初の日曜日はスーパー・サンデー。この日はアメリカ中がスーパー・ボールに沸くことで知られていますが、競馬の分野でもヒッソリとG戦が行われます。普段は番組の後半にメインレースが組まれるサンタ・アニタ競馬場。この日ばかりはフットボールのテレビ中継とバッティングしないように昼の12時半(現地時間で)、第4レースでG戦が行われました。
パロス・ヴァーデス・ステークス Palos Verdes S (GⅡ、4歳上、6ハロン)は5頭立て。去年のBCスプリント覇者シークレット・サークル Secret Circle が出走、BC以来ながら断然の格上ということで1対2の圧倒的1番人気に支持されていました。
シークレット・サークルがスタートダッシュ良く飛び出しましたが、直ぐにムーンシャイン・ベイ Moonshine Bay が競り掛け、ハナを叩きます。2番手に控えたシークレット・サークルと逃げ馬が後続を離して競り合いながら直線。内の本命馬が外のムーンシャイン・ベイを競り落として勝利を手中にしたと思われた時、前半4番手で追走していた4番人気(8対1)のワイルド・デュード Wild Dude が外から猛然と追い込み、シークレット・サークルを首差捉えるサプライズです。1馬身差で競り合ったムーンシャイン・ベイが3着。
ワイルド・デュードは直線入口で先行2頭の間を割ろうとしましたが開かず、思い切って外に出したのが勝因でしょう。シークレット・サークルは3ヶ月ぶりだったこと、ムーンシャイン・ベイとビッシリ競り合ったこと、ゴール寸前で外から追い込まれて勝馬が視界に入らなかったこと、などが敗因でしょうか。
勝ったワイルド・デュードは、3頭出しで臨んだジェリー・ホーレンドルファー厩舎では2番手の存在、ラファエル・ベハラノが騎乗していました。ここ2戦アローワンス戦を連勝してきた馬で、ステークスもG戦も初勝利です。土曜日のG戦7鞍の内6頭がG戦初勝利、残り1頭も2年振りの勝利でしたが、この傾向が日曜日も続いたようですね。
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