社台のピリカ、G戦初制覇

昨日はロンシャン競馬場でデドーヴィル賞 Prix d’Hedouville (GⅡ、4歳上、2400メートル)が行われています。good to soft の馬場、9頭立て。

日本の社台ファームが所有する5歳馬ピリカ Pirika が12対5の1番人気に支持され、見事に期待に応えました。最後方に待機した同馬、直線では外から伸びて凱旋門賞4着馬ハヤ・ランダ Haya Landa に半馬身差を付けての快勝です。2馬身差でレミュ・ドゥ・ラ・トゥール Remus de la Tour が3着。2010年と2012年にこのレースを勝ったアライド・パワーズ Allied Powers も英国から遠征しましたが、今回は5着と3回目は成らず。
アンドレ・ファーブル厩舎、ピエール=シャルル・ブード騎乗のピリカは、去年のヴェルメイユ賞で2着した実力馬ながらG戦は初勝利。騎乗したブードは日曜日のグレフュール賞(オコヴァンゴ Ocovango)に続きG戦に連勝です。
未だ20歳の若手ながら、ファーブル厩舎ではグィヨンに次ぐ2番手のジョッキー。これまで2番手を務めていたミケール・バルザロナがニューマーケットに転出したため、今年から次席を務めています。

一方、英国は昨日からチェスター競馬場の5月開催がスタートしています。初日はG戦は組まれていませんが、リステッドのチェシャー・オークス Cheshire Oaks (リステッド、3歳牝、1マイル3ハロン79ヤード)が行われましたので簡単に。
1971年から1985年まではGⅢに格付けされていましたが、現在はリステッドに格下げ。それでも2007年の勝馬ライト・シフト Light Shift がオークスを制しているだけに、無視は出来ない一戦です。

馬場は散水するほど乾き、 good to firm 。10頭が出走し、アイルランドから遠征したウェルド厩舎のサルフーダ Salhooda が5対2の1番人気に支持されていましたが7着敗退。
優勝は、これもアイルランド遠征組でハギー・モリソン厩舎、キーレン・ファロン騎乗のバノフィー Banoffee 。3歳デビューで、前走ニューバリーの新馬勝ちに続く2連勝。今後の動向が注目されます。

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