グッドウッド2日目
2日目のメインは何といってもサセックス・ステークス。グロリアス・グッドウッドの最大の呼び物といってもいいでしょう。1マイルで3歳と古馬が対決する最初のGⅠ。
3歳世代から各国のギニー馬が参戦してこなかったのは残念ですが、下馬評ではロイヤル・アスコットのセント・ジェームス・パレス・ステークスでギニー馬を一蹴したエクサレント・アートと、同じアスコットでクィーン・アンを制した古馬代表・ラモンティの対決になっていました。
結果もズバリこの2頭の一騎討ち、先手を取ったデットーリ騎乗のラモンティが頭差でエクサレント・アートを振り切りました。
ラモンティ Ramonti 、元イタリア馬ですが、ゴドルフィン=デットーリ・コンビの主役ですね。
今年のグッドウッド、昨日はムルタ騎手の活躍に沸きましたが、今日はデットーリ・デイです。これに先立つ2歳馬のGⅡ戦、7ハロンのヴィンテージ・ステークスも同じコンビ、リオ・ド・ラ・プラタが見事な末脚を発揮して1番人気に応えました。2着はオブライエン厩舎のリザード・アイランド。これも前評判通り、2頭の一騎討ちでしたが、着差2馬身はまだ余裕があったように見えます。勝馬は見た目以上の大物かも知れません。来年の2000ギニーに8対1のオッズが付きました。
リオ・ド・ラ・プラタ Rio De La Plata は名前から想像できるように、アルゼンチンの牝系です。父はレッド・ゴッド系のラヒーですが、長年アルゼンチンで活躍してきたファミリー。
アルゼンチンと言えば、サセックスで3着馬とは僅かの差で4着に惜敗したアジアティック・ボーイ Asiatic Boy もアルゼンチン馬。この国のレヴェルの高さが証明されています。
サラブレッド育成に最も大切なのは、日照時間が多いことと、カルシウム分を多量に含んだ水が豊富にあること。アルゼンチンは世界でも有数な好条件を揃えた馬産国なのです。
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