デル・マー最初の2歳牝G戦

8月7日のデル・マー競馬場では、カリフォルニアでは今期最初の2歳牝馬G戦が行われました。ソレント・ステークス Sorrento S (GⅡ、2歳牝、6.5ハロン)。去年まではGⅢでしたが、今年はGⅡに格上げ。去年は福永祐一が騎乗したことで記憶されている方も多いでしょう。
fast の馬場に7頭立て。ほとんどが新馬勝ちしたばかりの難解なメンバーですが、イーヴンの1番人気には7月6日にハリウッドの5ハロン戦でデビュー勝ちしたストップ・スマイリング Stop Smiling が選ばれていました。一昨年のデル・マー・デビュタント(GⅠ)に勝ったウィーミスフランキー Weemissfrankie の半妹という血統の良さが買われていたのでしょう。このレースは正にデビュタントのトライアルに相当するのですから。
一方、このレースのトライアルであるランダルーシー・ステークス(リステッド)の勝馬シーザ・タイガー She’s a Tiger は7対2の3番人気。去年のランダルーシー勝馬エクゼキュティヴプリヴィリッジ Executiveprivilege がソレントを制した、にも拘わらずですね。
レースは1番枠スタートのサイド・レター Side Letter が逃げ、これを3番手で追走したシーザ・タイガーが交わして先頭で直線に入りましたが、これをマークするように内々の4番手を追走した2番人気(3対1)のコンケーヴ Concave が外から追い上げ、ゴール前で半馬身捉えて優勝しています。本命ストップ・スマイリングはスタート・ダッシュが付かず最後方からの競馬。徐々に追い上げ、直線も外から差を詰めに掛かりましたが、4馬身半差を付けられて3着に終わりました。
ダグ・オネイル厩舎、マリオ・グティエレス騎乗のコンケーヴは、7月12日にハリウッドの芝コース5ハロンでデビュー勝ちした馬。父は2008年にサンタ・アニタ・ダービー、トラヴァース・ステークスに勝ったカーネル・ジョン Colonel John で、現在では珍しくなってしまったマッチェム Matchem 系の種牡馬です。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください