ノセダのロシア・プロ
追っかけるようにして聴いてきたプロムス、大分追い付いてきました。今日は月曜と火曜のコンサートを聴きますから、順調に行けば明日でオン・タイムになるでしょう。
ということで今日の第一弾は8月5日に行われた、
≪Prom 30≫
ボロディン/歌劇「イーゴリ公」序曲とポロヴェッツの踊り
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第2番
~休憩~
エドワード・カーウィー/Earth Music Ⅰ-The Great Barrier Reef(BBC委嘱作、世界初演)
チャイコフスキー/交響曲第2番
BBCフィルハーモニック
指揮/ジェナンドレア・ノセダ
ジャン=エフラム・バヴーゼ(ピアノ)
日本でも良くある様なロシア音楽プログラム。BBC委嘱作の初演が無ければ、普通にN響定期にも登場しそうなプログラムでしょ。これでもプロコフィエフやチャイコフスキーは滅多に演奏されない意欲的な選曲、なんて言われちゃったりしてネ。
ボロディンは合唱の入らない管弦楽版による演奏。
プロコフィエフもリズムの立ったピアニズムが客席を沸かせました。
新作初演は、1943年バーミンガム生まれの英国の作曲家。それにしても私の知らない作曲家がたくさんいるものだと感心します。プロフィールは自身のホームページを。
紹介画像を見ると、自然主義というかナチュラリスト的な作曲家の様で、カラフルな譜面はまるでグラフィック・デザインみたいですね。
出版社は主にショット社で、この人の楽譜を買うようなことが将来あるのでしょうか。ショットならクリック一つ、1週間で自宅に届きますから、便利な世の中になったものです。
どうやらシリーズの第1作のようで、今回はオーストラリアのグレート・バリア・リーフがテーマ。何れ日本海溝とか富士山なんて表題の作品が産まれるかもね。NHKさん、コンタクトしてみては如何?
最後はプロムス・チャイコフスキー・シリーズ第3弾。「小ロシア」はウクライナの蔑称だと聞きますが、BBCも相変わらず「Little Russia」で通していました。この辺、どうなんでしょうか。
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