ダンス・トゥー・ブリストル、7連勝でGⅠ初制覇
8月23日の金曜日、アメリカ競馬はサラトガ競馬場でのGⅠ戦一鞍です。
バレリーナ・ステークス Ballerina S (GⅠ、3歳上牝、7ハロン)は、勝馬に自動的にBCフィリー・アンド・メア・スプリントへの優先出走権が与えられる一戦。fast の馬場に11頭が登録してきました。ところがゲートインのアクシデントで3番人気になるはずだったジュディー・ザ・ビューティー Judy the Beauty が負傷して取り消し、10頭立てで行われました。3対2の1番人気は、前走エイ・グリーム・ハンデ(GⅡ)に勝って既にBC出走権を得ているブック・レヴュー Book Review 。
クラシック・ポイント Classic Point が逃げて直線に向きましたが、前半4番手に付けていた2番人気(8対5)のダンス・トゥー・ブリストル Dance to Bristol が先行3頭の外から伸び、前半7番手の後方から直線で一気に外から追い込むブック・レヴューを頭差抑えて優勝。1・2番人気のワン・ツー・フィニッシュと順当な結果となりました。1馬身半差でG戦初挑戦のヴィラネスカ Villanesca が3着。
オリー・フィギンズ厩舎、クサヴィエ・ペレス騎乗のダンス・トゥー・ブリストルは、これで破竹の7連勝。アローワンス戦から始まり、ベッド・オー・ロージス・ステークス(GⅢ)、オノラブル・ミス・ハンデ(GⅡ)と徐々にクラスを上げて遂にGⅠ初勝利。GⅠ初勝利はフィギンズ調教師にとっても同じで、ペレス騎手はここまで7連勝で全てコンビを組んできました。通算では18戦10勝2着7回と、2着以内に入れなかったのは唯の1回だけという堅実ぶりです。
当然ながら目標は出走権を獲得したBCフィリー・アンド・メア・スプリント、もう一戦使ってから本番というローテーションになるでしょう。ダンス・トゥー・ブリストルの2代母イクスペンシヴ・ダンス Expensive Dance もバレリーナを制したGⅠ馬。祖母と娘の世代を隔てたバレリーナ戴冠となりました。
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