2月第1週のアメリカ競馬(3)日曜日

今週のアメリカ競馬、土曜日はニューヨーク、フロリダ、カリフォルニアで多くのG戦が行われ、特に3歳馬のためのクラシック・トライアルが目白押しでしたが、日曜日にもその一つが行われました。

それがサンタ・アニタ競馬場のラス・ヴァージェネス・ステークス Las Virgenes S (GⅡ、3歳牝、8ハロン)。残念ながら2016年にGⅡに降格されてしまいましたが、かつてはGⅠ戦、3歳牝馬の最初の重要なGⅠ戦として知られていました。
今年は fast の馬場に6頭立て。中でも去年のスターレット・ステークス(GⅠ)の覇者、無敗のドリーム・トゥリー Dream Tree が参戦してきたことで、1対5の圧倒的な1番人気に支持されています。
1番枠発走からコーナーを利して先頭に立った2番人気(5対1)で本命馬と同じ厩舎ののサーティーン・スクエアード Thirteen Squared が逃げ、ドリーム・トゥリーは先ず3番手。第3コーナーで2番手に上がると、第4コーナーで逃げ馬を外から捉えると、5番手から連れて追い込む4番人気(16対1)のイクジュービランス Exuberance に3馬身4分の3差を付ける堂々の横綱相撲で期待に応えました。4番手を進んだ3番人気(6対1)のステップ・ビーイング・ステップ Steph Being Steph が半馬身差の3着。
ボブ・バファート厩舎、ドライデン・ヴァン・ダイク騎乗のドリーム・トゥリーは、これで4戦4勝。無敗でG戦も2連勝となりました。サンタ・アニタ・オークスからケンタッキーへ、というのが理想的なクラシック路線でしょう。

 

 

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