4月12日のアメリカ競馬(3)

昨日のアメリカ競馬レポート、何とか最後まで辿り着きました。最後はサンタ・アニタ競馬場の2鞍、何れも日本ではほとんど話題になることは無いG戦です。

先ずラス・シーネガス・ステークス Las Cinegas S (芝GⅢ、4歳上牝、6.5ハロン)。ヒルサイド独特の芝コースの短距離戦、firm の馬場に7頭が出走してきました。前走7か月ぶりとなった同じコースで2着したバイオリズム Biorhythm が7対5の1番人気。
2番人気(5対2)のスカイ・ハイ・ギャル Sky High Gal の2番手を進んだバイオリズムが、前を交わして後続に2馬身差を付けて直線に入りましたが、3番手でマークしていた伏兵(11対1、最低人気)トライバル・スパイ Tribal Spy が追い込み、並んで最低人気のランダドゥノ Llandudno を頭差抑えて優勝。人気薄2頭のワン・ツーという荒れた結果になってしまいました。半馬身差でスカイ・ハイ・ギャルが盛り返し、バイオリズムは4着に後退。
アダム・キッチングマンという恐らく当ブログ初登場の調教師が管理し、ジョセフ・タラモが騎乗したトライバル・スパイは、もちろんG戦初勝利。3月15日に同じコースで行われた一般ステークスからの連勝で、このヒルサイド芝コースは6戦3勝というコース巧者です。

レポートの最後はポトレロ・グランデ・ステークス Potrero Grande S (GⅡ、4歳上、6.5ハロン)。fast の馬場に8頭が揃い、パロス・ヴェルデス・ステークス(GⅡ)に勝ったワイルド・デュード Wild Dude が7対5の1番人気。
伏兵(18対1)モンゴリアン・サタデイ Mongolian Saturday が逃げ、ワイルド・デュードは6番手追走。3番手に付けていた2番人気(2対1)ビッグ・マーカー Big Marcher が内ラチ沿いに先に先頭に立ち、ワイルド・デュードも一歩一歩追い詰めましたが、ゴール板ではハナ差届かず。1馬身4分の3差でサイクロメター Cyclometer が3着に入りました。
リチャード・バルタス厩舎(これも初登場か)、今回初めてコンビを組んだタイラー・ベイズ騎乗のビッグ・マーカーは、これがG戦初勝利。1月下旬にカリフォルニア・カップ・スプリント(一般ステークス)に勝ち、前走サン・カルロス・ステークス(GⅡ)ではサハラ・スカイ Sahara Sky の2着していました。

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